※追記。やはり、tlmgrでのアップデートが一番、無難だと思う…。
LaTeXの縦書き界隈で今一番アツい jlreq をインストールする(たぶんこれで合ってるはず…)。なお、環境はUbuntu18.04。
すでにTeX Live 2018には標準で入っているのだけど、 jlreq は開発が続いていて、更新も頻繁なのでローカルで更新を追加したい(tlmgr で TeX Live のアップデートをしても jlreq が更新されるのかもしれないけど、システム全体をアップデートして不具合が起こったときが面倒そうなので…)。
jlreq からzipファイルをダウンロードする。
zipファイルを展開すると、「jlreq-master」ディレクトリができるので、その中のREADME-ja.md を読む。
## インストール
`make`で必要なJFMを生成してください.その後,
* *.tfm -> $TEXMF/fonts/tfm/public/jlreq
* *.vf -> $TEXMF/fonts/vf/public/jlreq
* jfm-jlreq.lua, jfm-jlreqv.lua -> $TEXMF/tex/luatex/jlreq
* jlreq.cls, jlreq-helpers.sty -> $TEXMF/tex/latex/jlreq
と配置します.`make install`とすると,$TEXMF=$TEXMFHOMEとしてこのコピーを行います.
うむ、初心者にとってはすでにハードルが高い…。
色々調べる。
JFM は 和文フォントメトリック(Japanese Font Metric ?)のこと。
TEXMFHOME は C:/Users/ユーザ名/texmf (Linuxなら /home/ユーザ名/texmf )の場所のこと。
ようは、$ make install
とすると Ubuntuなら「ホーム(/home/ユーザ名)」ディレクトリ内に「texmf」というディレクトリを作ってくれて、そこにインストールしてくれるということか。
開いている「jlreq-master」ディレクトリの中で右クリック > 端末で開く (Windowsならエクスプローラーのアドレス欄に cmd と打ち込む。参照:エクスプローラーからのコマンドプロンプト起動)で端末を開いて、
$ make install
を実行。たしかに「ホーム(/home/ユーザ名)」ディレクトリ内に「texmf」というディレクトリができて、もろもろ展開されている。
ホーム上だからsudo
はつける必要ないかもしれないけど、wiki(一覧表の作成と更新 (mktexlsr) について)にあるとおり、sudoをつけて以下を実行。
$ sudo mktexlsr
「LaTeXシステムはユーザのTEXMFHOMEから優先して検索します」(TEXMFHOMEの利用)とのことらしいので、これで追加したほうの jlreq が使われるはず。たぶん…w。
jlreqが更新されたら、上記をまた行う。