adbird(広告鳥) 備忘録

TexLiveを64bit版にしてコンパイル速度を速くする

ツイッターで次のようなツイートを見つけた。

なので、【基本】WindowsでTeX Liveの64ビット版をセットアップする - LuaLaTeX Lab の通り、やってみた。

tl-win64.zip ダウンロード・展開・配置

ここ Index of /pub/CTAN/systems/windows/TLW64 にある tl-win64.zip をダウンロード後、展開。

その中にある win64 というフォルダを、 C:\texlive\2022\bin (※「2022」のところはインストールされているtexliveのバージョンによって変わります)に入れる。すでに win32 というフォルダがあるはずなので、win64 というフォルダが並ぶという形になるはず。

パスを通す

次に Windowsでプログラムやスクリプトにパスを通す を参考に、「C:\texlive\2022\win64」にPathを通し、「C:\texlive\2022\win32」より上に来るようにする(win64を優先的に実行するため)。

念のため、Windowsを再起動。

その他

コマンドプロンプトで、以下の2つを実行。

1)TLW64を使う方法で設定を再構成する らしい…(よく分かってない…)。

fmtutil-sys --all

2)全上書きなのでforceオプション必須。これで64ビットに対応するフォント設定ができる らしい…(同上)

luaotfload-tool --force --update -vvv

TeX Live/Windows - TeX Wikiによると、64bit版をインストールすると、64-bit Ghostscript も必要になると書いてあるけど、00README.TLW64によると、dvisvgm や gsftopk というツールで64-bit Ghostscriptを読み込むらしい。pLaTeXやupLaTeXで必要になるのかもしれないが、今のところ、64-bit Ghostscriptをインストールしなくても、LuaLaTeXでは使えている。

学会等のTeXテンプレートでpLaTeXやupLaTeXを使わざるをえない場合は、00README.TLW64 に書いてあるとおりに 64-bit Ghostscript を入れる必要があるかもしれない。

たしかにコンパイルする速度が速くなった気がする(たんなる気持ちの問題かもしれないけど)。