ツイッターで次のようなツイートを見つけた。
TeX Live 2022 にした。ついでに 64bit バイナリを入れて、いろいろセッティングしたら、LuaLaTeX のコンパイル時間がだいぶ短縮された。
— ナムナム (@nishiyagi1998) April 22, 2022
参考になったサイトhttps://t.co/6yBKHwT7kh
バイナリを入れるときは、TeX Live Manager から入れると楽かも。
なので、【基本】WindowsでTeX Liveの64ビット版をセットアップする - LuaLaTeX Lab の通り、やってみた。
tl-win64.zip ダウンロード・展開・配置
ここ Index of /pub/CTAN/systems/windows/TLW64 にある tl-win64.zip をダウンロード後、展開。
その中にある win64 というフォルダを、 C:\texlive\2022\bin (※「2022」のところはインストールされているtexliveのバージョンによって変わります)に入れる。すでに win32 というフォルダがあるはずなので、win64 というフォルダが並ぶという形になるはず。
パスを通す
次に Windowsでプログラムやスクリプトにパスを通す を参考に、「C:\texlive\2022\win64」にPathを通し、「C:\texlive\2022\win32」より上に来るようにする(win64を優先的に実行するため)。
念のため、Windowsを再起動。
その他
コマンドプロンプトで、以下の2つを実行。
1)TLW64を使う方法で設定を再構成する らしい…(よく分かってない…)。
fmtutil-sys --all
2)全上書きなのでforceオプション必須。これで64ビットに対応するフォント設定ができる らしい…(同上)
luaotfload-tool --force --update -vvv
TeX Live/Windows - TeX Wikiによると、64bit版をインストールすると、64-bit Ghostscript も必要になると書いてあるけど、00README.TLW64によると、dvisvgm や gsftopk というツールで64-bit Ghostscriptを読み込むらしい。pLaTeXやupLaTeXで必要になるのかもしれないが、今のところ、64-bit Ghostscriptをインストールしなくても、LuaLaTeXでは使えている。
学会等のTeXテンプレートでpLaTeXやupLaTeXを使わざるをえない場合は、00README.TLW64 に書いてあるとおりに 64-bit Ghostscript を入れる必要があるかもしれない。
たしかにコンパイルする速度が速くなった気がする(たんなる気持ちの問題かもしれないけど)。