Pandoc + LaTeX で markdownからA5・縦書・2段組の小説本のPDFを作成

概要

前回の投稿 Pandoc + LaTeX で markdownからB6縦書・小説本のPDFを作成 の後に、同人小説はA5の2段組で作ることが多いと目にしたので、A5の2段組バージョン。

手順は一緒だけど、設定ファイル等をファイル名をはじめ、少しずついじっているので、B6バージョンの設定ファイルは使えない。

また、画像に関しても、B6バージョンでは横向きの画像の書き方が特殊だったが、A5の2段組は逆に縦向きの画像が書き方が特殊になっているので、これも注意。

markdown記法(markdownで表現できないところは結局、TeX記法になってしまうが)で原稿を書いて、コマンド(Windowsならファイルのドラッグ・アンド・ドロップ)で、A5・縦書・2段組の小説本やエッセイ本PDF作成ができる。

フォルダ内の構成

任意のフォルダ内が以下のような構成になるように準備していく。

任意のフォルダ
 ┃
 ┣ A5tate-twocolumn.sty (設定スタイルファイル)
 ┣ Base-A5-two.tex  (LaTeXテンプレート)
 ┣ makepdfA5.bat (Winのみ。バッチファイル)
 ┣ makepdfA5.sh  (Linuxのみ。スクリプトファイル)
 ┣ nkf.exe    (Winのみ。nkfコマンドプログラム)
 ┣ 原稿.md   (原稿ファイル)
 ┣ 001.jpg   (原稿に挿入する画像)
 ┣ 002.jpg

下準備 拡張子の表示設定

Windows(以下、Win)の人は、ファイルの拡張子が表示されるようにしておく。

ファイル名を「makepdf.bat」や「原稿.md」にしないといけないところを、気づかずに「makepdf.bat.txt」や「原稿.md.txt」になってしまって、うまく実行されなくなってしまうのを防ぐために必要。

下準備 インストール編

Pandocのインストール

Pandoc

「There is a package installer at pandoc’s download page.」のリンク先の下の方にあるインストーラーをダウンロードして、インストール。

sedのインストール(Winのみ)

Pandocで変換して生成されたTeXファイルのコードの文字列をsedを使って置換して、画像を正しい向きに調整するためなどに必要。

sed for Windows

「Download」の項目の「Complete package, except sources Setup」をクリックして、インストーラーをダウンロードして、インストール。

nkfプログラムのダウンロード(Winのみ)

Windows用のsedが、対象ファイルがutf-8のままだと動いてくれないので、文字コードを変換してsedを実行するために必要。

nkf.exe nkf32.dll Windows用

「nkfwin.zip」をダウンロードして、展開。

「vc2005\win32(98,Me,NT,2000,XP,Vista,7)Windows-31J」フォルダの中にある「nkf32.exe」という実行ファイルを取り出し、「原稿.md」などを入れるフォルダにコピーして、「nkf.exe」という名前に変更する。名前を変更するのを忘れないように!

よくPATH(パス)を通してくださいっていう情報があるけど、作業をする同じフォルダ内に入れておけばいいので、別にパスは通さなくていい。

LaTeXTeX Live)のインストール

リンク先を参照のこと。Windowsだとインストールに2時間近くかかる…。

TeX Wiki / TeX Live/Windows

TeX Wiki / Linux

下準備 設定ファイル編

設定ファイルを自分で作るのが面倒くさい人は、

を、ダウンロードして展開してください。

ただし、Windowsの人は、前述のnkfプログラムのダウンロードで取り出してリネームしたnkf.exe」を、展開したフォルダ内(原稿.mdなどの入っているフォルダ内)に入れることを忘れずに。

正体不明なzipファイルはウイルス等の危険性があって怖いという人は、以下のように一つずつファイルを作っていく。

テキストエディタ(メモ帳など)で、下記の3つの設定等ファイルを新規作成。ファイルの内容はそれぞれ後述の内容をコピペするだけ。

ただし、Winは文字コードに注意すること。

メモ帳で作成・保存(「名前を付けて保存」)するときには、バッチファイルのmakepdf.bat以外は、以下の設定にすることに注意。

  • ファイルの種類を「すべてのファイル
  • 文字コードを「UTF-8」を選ぶ(たぶん、全ファイルUTF-8で大丈夫だと思う。 makepdf.bat は、shift_jis(932) じゃないとダメでした。メモ帳で makepdf.bat を編集する場合は上記の文字コード変換はしなくていいです〔ANSIになっていればいい〕)。

もし、ファイル名に「.txt」がついたら、それを消すこと。例えば、「A5tate-twocolumn.sty.txt」となってしまったら、「A5tate-twocolumn.sty」にする。ファイル名の「.txt」を消すときに、もしかしたら警告が出るけど、気にしなくていい。

A5tate-twocolumn.sty

LaTeXのA5縦書2段組のために調整した設定スタイルファイル。

%段と段の間隔を10mm
\setlength{\columnsep}{10mm}

% 数字をtime系に
\usepackage{newtxtext,newtxmath}

%ルビ 例 \ruby{山﨑}{やま|さき}
\usepackage{pxrubrica}

%1行目を1文字目インデント
\usepackage{indentfirst}

%一部横書きなど
\usepackage{plext}

%BMP外の文字を使う
\usepackage{otf}

% 原稿ページ設定
\paperwidth 148mm
\paperheight 210mm
\topmargin -17mm
\headheight 3mm
\headsep 5mm
\oddsidemargin -8.9mm
\evensidemargin -8.9mm
\textwidth 175mm %縦書なので、これがテキストの「高さ」
\textheight 115mm %縦書なので、これがテキストの「幅」
\footskip 9mm

\renewcommand{\baselinestretch}{1} %行間

\pagestyle{bothstyle}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{bounddvi} %%トンボ付ける際に必要

% 印刷用紙サイズ
%\special{papersize=182mm,257mm} %%B5に面付け
%\special{papersize=210mm,297mm} %%A4に面付け
%\special{papersize=\the\paperwidth,\the\paperheight} %%上記原稿サイズ

%タイトルページ出力
\usepackage{titlesec}

%タイトルページの再定義
\makeatletter
\if@titlepage
  \renewcommand{\maketitle}{\begin{titlepage}%
  \let\footnotesize\small
  \let\footnoterule\relax
  \let\thanks\p@thanks
  \let\footnote\thanks
  \vbox to\textheight\bgroup\tate\hsize\textwidth
  \null\vfil
  \vskip 80\p@ %右余白
  \begin{center}%
    {\LARGE \@title}\hspace{4em}{\kanjiskip=.1zw plus.5pt minus.5pt \large \@author \par}%
  \end{center}\par
  \vfil{\centering\@thanks}\vfil\null
  \egroup
  \end{titlepage}%
  }%
\makeatother

%ヘッダー、フッター調整。文字を小さく(\footnotesize)。
\usepackage{fancyhdr}
\pagestyle{fancy}
\fancyhf{}
\fancyhead[ol]{\footnotesize\leftmark} %奇数ページ左上に「偶数ページ用の柱=章」
\fancyhead[er]{\footnotesize\rightmark} %偶数ページ右上に「奇数ページ用の柱=節」
\fancyfoot[ol]{\footnotesize\thepage} %奇数ページ右上にページ番号
\fancyfoot[er]{\footnotesize\thepage} %偶数ページに右下にページ番号
\renewcommand{\headrulewidth}{0pt} %ヘッダーの下線の太さ
\renewcommand{\footrulewidth}{0pt} %フッターの下線の太さ

%1頁目を空白ページにしない。\白紙ページにfootnombreスタイルを適用
\makeatletter
\def\cleardoublepage{\clearpage
\if@twoside
  \ifodd\c@page\else
      \hbox{}\thispagestyle{footnombre}\newpage
      \if@twocolumn\hbox{}\newpage\fi
  \fi\fi}
\makeatother

%footnombre 白紙ページ、各章の最初のページのノンブルを小さく
\makeatletter
\def\ps@footnombre{\let\@mkboth\@gobbletwo
    \let\ps@jpl@in\ps@footnombre
  \def\@evenfoot{\hfil\footnotesize\thepage}%\footnotesizeで小さく
  \def\@oddfoot{\footnotesize\thepage\hfil}%\footnotesizeで小さく
  \let\@oddhead\@empty\let\@evenhead\@empty}
\let\ps@jpl@in\ps@footnombre
\makeatother

%目次ページのヘッダーを削除。
\makeatletter
\renewcommand{\tableofcontents}{%
  \if@twocolumn\@restonecoltrue\onecolumn
  \else\@restonecolfalse\fi
  \chapter*{\contentsname
    \@mkboth{}{}
    %\@mkboth{\contentsname}{\contentsname}
  }\@starttoc{toc}%
  \if@restonecol\twocolumn\fi
}
\makeatother

%脚注のインデント調整
\renewcommand\thefootnote{\rensuji{\arabic{footnote}}}

\makeatletter
\long\def\@makefntext#1{\parindent 1em\noindent 
\@hangfrom{\hbox to 1.8em{\hss{\@makefnmark}}}#1}
\makeatother

%見出しの数字を変更
\renewcommand{\thechapter}{\rensuji{\arabic{chapter}}}  %%章レベルをアラビア数字に
%\renewcommand{\thechapter}{第\rensuji{\arabic{chapter}}章}  %% 第1章
%\renewcommand{\thechapter}{\Kanji{chapter}}  %% 章レベルを漢数字に
%\renewcommand{\thechapter}{第\Kanji{chapter}章}  %% 第一章
%\renewcommand{\thesection}{\rensuji{\arabic{section}}}  %% 節レベルをアラビア数字に
\renewcommand{\thesection}{\Kanji{section}}  %% 節レベルを漢数字に

% 見出しの調整 \vspace{見出しの前の余白}、\fontsize{フォントサイズ}{2行以上になったときの行間}
\titleformat{\chapter}
  {\vspace{-7.2mm}\normalfont\fontsize{12}{16}\bfseries}{\thechapter}{1em}{}
\titleformat{\section}
  {\vspace{-3mm}\normalfont\fontsize{10}{15}\bfseries}{\thesection}{1em}{}

%目次に「第」や「章」をつけない
\renewcommand{\prepartname}{}
\renewcommand{\postpartname}{}
\renewcommand{\prechaptername}{}%章レベルの前
\renewcommand{\postchaptername}{}%章レベルの後

%写真のキャプションに「図」を入れない
\renewcommand{\figurename}{}

%画像まわり再定義
\makeatletter
\renewcommand{\thefigure}{%
 %\ifnum\c@chapter>\z@\thechapter{}・\fi\rensuji{\@arabic\c@figure} %%画像のキャプションに余計な文字や数字を入れない
 }
\def\fps@figure{tbp}
\def\ftype@figure{1}
\def\ext@figure{lof}
\def\fnum@figure{\figurename\thefigure}
\makeatother

%キャプションまわりの余白を再定義
% [Tex tips](http://osksn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~naga/miscellaneous/tex/tex-tips2.html)を参照のこと
\abovecaptionskip=-8pt

\makeatletter
\setlength\belowcaptionskip{0\p@}
\long\def\@makecaption#1#2{%
  \vskip\abovecaptionskip
  \iftdir\sbox\@tempboxa{#1\hskip1zw#2}%
    \else\sbox\@tempboxa{#1 #2}%
  \fi
  \ifdim \wd\@tempboxa >\hsize
    \iftdir #1\hskip1zw#2\relax\par
      \else #1 #2\relax\par\fi
  \else
    \global \@minipagefalse
    \hb@xt@\hsize{\hfil\box\@tempboxa\hfil}%
  \fi
  \vskip\belowcaptionskip
  }
\makeatother

Base-A5-two.tex

Pandocが下記テンプレートファイルの $body$ に、原稿.mdを放り込んで変換してくれる、そのためのテンプレートファイル。

トンボをつけたり、本文のフォントサイズを変えたり、印刷所名を変えたりときに少しいじる程度。トンボを付けたPDFを出力したいときは1行目の先頭に「%」をつけてコメントアウトして、2行目の先頭の「%」をはずす。

\documentclass[uplatex,twocolumn,dvipdfmx]{utbook}  %トンボなし。
%\documentclass[uplatex,tombow,twocolumn,dvipdfmx]{utbook}  %トンボあり。
\input{A5tate-twocolumn.sty }
\title{$title$} 
\author{$author$} 
\date{$date$} 
\begin{document}
    \maketitle
    \tableofcontents

    $body$

%奥付け
\clearpage
\thispagestyle{empty}
\begin{minipage}<y>[htpb]{11.5cm}
\begin{center}
    \vspace{115mm} %奥付のページ上部からの位置

\begin{tabular}{l}
\multicolumn{1}{c}{\Large{$title$}}\\[3mm] %%タイトル
\hline
%% row 1
\\[-3mm]
\hspace{2mm}\large{著者}\hspace{6mm}$author$\\[0mm] 
\hspace{2mm}\small{発行日\hspace{5mm}$date$    }\\[0mm]
\hspace{2mm}\scriptsize{印刷・製本}\hspace{2mm}{\scriptsize 桜島出版}\\[-3mm]
\\\hline
\end{tabular}
\end{center}
\end{minipage}

\end{document}

makepdfA5.bat (Winのみ)

バッチファイル。文字コードshift_jis(932)=ANSIで保存。

pandoc %‾n1.md --template Base-A5-two.tex --top-level-division=chapter -o %‾n1.tex

nkf -s --overwrite %‾n1.tex
sed -e "s/begin{figure}/begin{figure}¥n¥¥begin{center}¥n¥¥begin{minipage}<y>¥[htbp¥]{11.5cm}/g" -e "s/end{figure}/end{minipage}¥n¥¥end{center}¥n¥¥end{figure}/g" -e "s/!縦/¥¥onecolumn¥¥begin{figure}¥¥begin{center}¥¥begin{minipage}<y>¥[htbp¥]{11.5cm}¥¥centering/g" -e "s/縦!/¥¥end{minipage}¥¥end{center}¥¥end{figure}¥¥twocolumn/g" %‾n1.tex > %date:‾0,4%%date:‾5,2%%date:‾8,2%-%‾n1.tex
nkf -w --overwrite %date:‾0,4%%date:‾5,2%%date:‾8,2%-%‾n1.tex

uplatex %date:‾0,4%%date:‾5,2%%date:‾8,2%-%‾n1
dvipdfmx %date:‾0,4%%date:‾5,2%%date:‾8,2%-%‾n1

del %‾n1.tex 

内容としては、

  • 対象markdownファイルをpandocで変換
  • nkfShift_JISコードに変換(そうしないとWin用sedが動いてくれない)
  • sedで置換(-iオプションを使うと一時ファイルが増えていくので使わなかった)。主に画像まわりの調整。
  • nkfUTF-8に戻す
  • uplatex 実行
  • dvipdfmx 実行
  • 置換前のtexファイルを削除

というコマンドを並べているだけ。

Pandocの変換方法が変わって、sedによる置換がうまくいかなくなるかもしれないので、あしからず…。ちなみに2017年1月現在、Pandocのバージョン1.19.1で動作確認済み。

makepdfA5.sh (Linuxのみ)

シェルスクリプトファイル。基本、上と同じことをやっている。まぁ、こっちが先にできたんだけど…。

上記と一緒で、Pandocの変換方法が変わって、sedによる置換がうまくいかなくなるかもしれないので、あしからず…。ちなみに2017年1月現在、Pandocのバージョン1.19.1で動作確認済み。

#!/bin/sh

pandoc $1.md --template Base-A5-two.tex --top-level-division=chapter -o $1.tex
#写真の調整
sed -e 's/begin{figure}/begin{figure}\n\\begin{center}\n\\begin{minipage}<y>\[htbp\]{11.5cm}/g' -e 's/end{figure}/end{minipage}\n\\end{center}\n\\end{figure}/g' $1.tex > `date +%Y%m%d-$1`.tex
#横サイズ写真2枚を1ページに収める調整
sed -i -e 's/!縦/\\onecolumn\\begin{figure}\\begin{center}\\begin{minipage}<y>\[htbp\]{11.5cm}\\centering/g' -e 's/縦!/\\end{minipage}\\end{center}\\end{figure}\\twocolumn/g' `date +%Y%m%d-$1`.tex
uplatex `date +%Y%m%d-$1`
dvipdfmx `date +%Y%m%d-$1`
rm -f $1.tex

原稿を書く(原稿.mdの作成)

原則、markdownpandoc拡張のmarkdown)記法で書くが、markdownにないものは、TeX記法で書く。

文字コードUTF-8で。

以下、簡単なテンプレート。ガシガシ書いていく。

%タイトル
%著者
%2017年1月1日

<!-- 書き方メモ
- 強調  *強調したい文字*
- ルビ  \ruby{山﨑}{やま|さき}
- 傍点  \bou{傍点をつけたい語句}
- 縦中横の数字  \rensuji{10} 
- 2点リーダーを3つで「‥‥‥」を表現する。
- 横向きの画像
![キャプション](001.jpg){width=11cm}
- 縦向きの画像
!縦![](002.jpg){width=11cm}\caption{キャプション}縦!
-->

# 章レベルの見出し

あとは本文をガシガシ書いていく。
横向きの画像は、markdown(Pandoc拡張markdown)記法で以下のように書く。{width=11cm}というのはPandocの拡張。

![キャプション](001.jpg){width=11cm}

# 章レベルの見出し

## 節レベルの見出し

本文をガシガシ書いていく。

1ページに横向きの写真を上下に2枚入れるときは、1行空けて書く。ただし、前後の文章の関係で、必ずしも1ページに収まるとは限らない…。そのときは画像を入れる場所を試行錯誤してみてください。

![キャプション](001.jpg){width=11cm}

![キャプション](002.jpg){width=11cm}


縦向きの画像は下記のように書く。sedで置換するために、かなり特殊な書き方になっている。上記の書き方メモからコピペしてきて。

!縦![](002.jpg){width=11cm}\caption{キャプション}縦!


\chapter*{あとがき}
\markright{あとがき}
\addcontentsline{toc}{chapter}{あとがき}

あとがきを書いていく。

原稿作成時のポイント

  • 数字、アルファベットは基本、全角や漢数字で。
  • 強調(ゴシックになる程度) *強調したい文字*
  • ルビ \ruby{山﨑}{やま|さき}
  • 傍点 \bou{傍点をつけたい語句}
  • 縦中横の数字 \rensuji{10}

  • ※ 画像について

    • 横向きの画像の場合は、普通のmarkdown(Pandoc拡張markdown)記法で下記のように。横幅はご自由に調節を。11cmぐらいが左右のバランスが取れる最大の幅かな…。

      ![キャプション](001.jpg) {width=11cm}
      
    • 横向き写真を1ページに上下2枚並べるときは、単純に1行空けて書く。ただし、前後の文章の関係で、必ずしも1ページに収まるとは限らない…。そのときは画像を入れる場所を試行錯誤してみてください。

      ![キャプション](001.jpg) {width=11cm}
      
      ![キャプション](002.jpg) {width=11cm}
      
    • 縦向きの画像は、下記のように書き方がかなり特殊になる。これはsedで置換して調整するため。前後に「!縦」と「縦!」で挟んで、キャプションの付け方にも注意。「書き方メモ」からコピペして使ってください。

      !縦![](002.jpg){width=11cm}\caption{キャプション}縦!
      
  • ※その他

    • 「…」3点リーダーはPandocで\ldotsに変換されて、縦書だと左に寄ってしまうので、2点リーダーを3つで「‥‥‥」を表現する。

実行(PDF生成)

Windows

原稿.md をバッチファイルの makepdfA5.bat の上に2回重ねる(ドラッグ&ドロップ)。2回繰り返すのは目次生成のため。

または、

原稿.mdなどの入っているフォルダのアドレス欄のところに cmd と入力して、コマンドプロンプトを起動、

makepdfA5 原稿

と入力して、実行。この場合も、目次生成のために2回実行する。

B6バージョンとはコマンドが違うので注意。

そうすると、<日付>-原稿.pdf などが生成される(他にもいくつかファイルが作られるが気にしなくていい)。

環境にもよるだろうが、完成したpdfファイルを開いたまま、もう一度、上記作業を実行するとpdf生成に失敗することがあるので、一度pdfビューア(Adobe readerなど)を閉じてから実行すること。

Linux

Ubuntuであれば、原稿.mdの入っているフォルダで 右クリック > 端末の中に開く で端末を起動させて、

sh makepdfA5.sh 原稿

を、やはり目次生成のために、2回実行。

B6バージョンとはコマンドが違うので注意。

おわりに

上の段と下の段の文字列がずれないようにする微調整が必要だった。

それでも、節(\section)が入るページはどうしても上下の文章の列がズレてしまう…。

追加・修正

A5tate-twocolumn.sty

  • 2017年1月16日 ヘッダーの設定を修正。
  • 2017年1月16日 目次ページのヘッダー削除を追加。
  • 2017年1月18日 タイトル位置の調整、ヘッダー、フッターの調整等。
  • 2017年1月20日 ページ設定の変更。
  • 2017年1月25日 ページ設定(ページ上部マージン、フッター位置)調整、写真のキャプション位置調整。

その他

  • 2017年1月24日 makepdfA5.sh をよりシンプルに修正。
  • 2017年1月25日 A5tate-twocolum.sty を A5tate-twocolumn.sty に名前を変更(最後の n が抜けてた…。恥ずかしい…w。)
  • 2017年1月25日 設定ファイルをzipファイルにしてダウンロードできるようにした。

サンプル画像

f:id:adbird:20170125213844p:plain f:id:adbird:20170125213903p:plain f:id:adbird:20170125213914p:plain

Pandoc + LaTeX で markdownからB6縦書・小説本のPDFを作成

概要

markdown記法(markdownで表現できないところは結局、TeX記法になってしまうが)で原稿を書いて、コマンド(Windowsならファイルのドラッグ・アンド・ドロップ)で、B6縦書の小説本やエッセイ本PDF作成ができる。

フォルダ内の構成

任意のフォルダ内が以下のような構成になるように準備していく。

任意のフォルダ
 ┃
 ┣ B6tate.sty (設定スタイルファイル)
 ┣ Base-B6tate.tex  (LaTeXテンプレート)
 ┣ makepdfB6.bat (Winのみ。バッチファイル)
 ┣ makepdfB6.sh  (Linuxのみ。スクリプトファイル)
 ┣ nkf.exe    (Winのみ。nkfコマンドプログラム)
 ┣ 原稿.md   (原稿ファイル)
 ┣ 001.jpg   (原稿に挿入する画像)
 ┣ 002.jpg

下準備 拡張子の表示設定

Windows(以下、Win)の人は、ファイルの拡張子が表示されるようにしておく。

ファイル名を「makepdfB6.bat」や「原稿.md」にしないといけないところを、気づかずに「makepdfB6.bat.txt」や「原稿.md.txt」になってしまって、うまく実行されなくなってしまうのを防ぐために必要。

下準備 インストール編

Pandocのインストール

Pandoc

「There is a package installer at pandoc’s download page.」のリンク先の下の方にあるインストーラーをダウンロードして、インストール。

sedのインストール(Winのみ)

Pandocで変換して生成されたTeXファイルのコードの文字列をsedを使って置換して、画像を正しい向きに調整するためなどに必要。

sed for Windows

「Download」の項目の「Complete package, except sources Setup」をクリックして、インストーラーをダウンロードして、インストール。

nkfプログラムのダウンロード(Winのみ)

Windows用のsedが、対象ファイルがutf-8のままだと動いてくれないので、文字コードを変換してsedを実行するために必要。

nkf.exe nkf32.dll Windows用

「nkfwin.zip」をダウンロードして、展開。

「vc2005\win32(98,Me,NT,2000,XP,Vista,7)Windows-31J」フォルダの中にある「nkf32.exe」という実行ファイルを取り出し、「原稿.md」などを入れるフォルダにコピーして、「nkf.exe」という名前に変更する。名前を変更するのを忘れないように!

よくPATH(パス)を通してくださいっていう情報があるけど、作業をする同じフォルダ内に入れておけばいいので、別にパスは通さなくていい。

LaTeXTeX Live)のインストール

リンク先を参照のこと。Windowsだとインストールに2時間近くかかる…。

TeX Wiki / TeX Live/Windows

TeX Wiki / Linux

下準備 設定ファイル編

設定ファイルを自分で作るのが面倒くさい人は、

を、ダウンロードして展開してください。

ただし、Windowsの人は、前述のnkfプログラムのダウンロードで取り出してリネームしたnkf.exe」を、展開したフォルダ内(原稿.mdなどの入っているフォルダ内)に入れることを忘れずに。

よく分からないzipファイルはウイルス等の危険性があって怖いという人は、以下のように一つずつファイルを作っていく。

テキストエディタ(メモ帳など)で、下記の3つの設定等ファイルを新規作成。ファイルの内容はそれぞれ後述の内容をコピペするだけ。

ただし、Winは文字コードに注意すること。

メモ帳で作成・保存(「名前を付けて保存」)するときには、バッチファイルのmakepdfB6.bat以外は、以下の設定にすることに注意。

  • ファイルの種類を「すべてのファイル
  • 文字コードを「UTF-8」を選ぶ(たぶん、全ファイルUTF-8で大丈夫だと思う。 makepdfB6.bat は、shift_jis(932) じゃないとダメでした。メモ帳で makepdfB6.bat を編集する場合は上記の文字コード変換はしなくていいです〔ANSIになっていればいい〕)。

もし、ファイル名に「.txt」がついたら、それを消すこと。例えば、「B6tate.sty.txt」となってしまったら、「B6tate.sty」にする。ファイル名の「.txt」を消すときに、もしかしたら警告が出るけど、気にしなくていい。

B6tate.sty

LaTeXのB6縦書のために調整した設定スタイルファイル。

% 数字をtime系に
\usepackage{newtxtext,newtxmath}

%ルビ 例 \ruby{山﨑}{やま|さき}
\usepackage{pxrubrica}

%1行目を1文字目インデント
\usepackage{indentfirst}

%一部横書きなど
\usepackage{plext}

%BMP外の文字を使う
\usepackage{otf}

% 原稿ページ設定(B6[JIS規格])
\paperwidth 128mm
\paperheight 182mm
\topmargin -15mm
\headheight 3mm
\headsep 7mm
\oddsidemargin -8.9mm
\evensidemargin -8.9mm
\textwidth 137mm %縦書なので、これがテキストの「高さ」
\textheight 95mm %縦書なので、これがテキストの「幅」
\footskip 15mm

\renewcommand{\baselinestretch}{1.15}

\pagestyle{bothstyle}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{bounddvi} %%トンボ付ける際に必要

% 印刷用紙サイズ
%\special{papersize=182mm,257mm} %%B5に面付け
%\special{papersize=210mm,297mm} %%A4に面付け
%\special{papersize=\the\paperwidth,\the\paperheight} %%上記原稿サイズ(B6[JIS規格])

%タイトルページ出力
\usepackage{titlesec}

%タイトルページの再定義
\makeatletter
\if@titlepage
  \renewcommand{\maketitle}{\begin{titlepage}%
  \let\footnotesize\small
  \let\footnoterule\relax
  \let\thanks\p@thanks
  \let\footnote\thanks
  \vbox to\textheight\bgroup\tate\hsize\textwidth
  \null\vfil
  \vskip 63\p@
  \begin{center}%
    {\LARGE \@title}\hspace{4em}{\kanjiskip=.1zw plus.5pt minus.5pt \large \@author \par}%
  \end{center}\par
  \vfil{\centering\@thanks}\vfil\null
  \egroup
  \end{titlepage}%
  }%
\makeatother

%ヘッダー、フッター調整。文字を小さく(\footnotesize)。
\usepackage{fancyhdr}
\pagestyle{fancy}
\fancyhf{}
\fancyhead[ol]{\footnotesize\leftmark} %奇数ページ左上に「偶数ページ用の柱=章」
\fancyhead[er]{\footnotesize\rightmark} %偶数ページ右上に「奇数ページ用の柱=節」
\fancyfoot[ol]{\footnotesize\thepage} %奇数ページ右上にページ番号
\fancyfoot[er]{\footnotesize\thepage} %偶数ページに右下にページ番号
\renewcommand{\headrulewidth}{0pt} %ヘッダーの下線の太さ
\renewcommand{\footrulewidth}{0pt} %フッターの下線の太さ

%1頁目を空白ページにしない。\白紙ページにfootnombreスタイルを適用
\makeatletter
\def\cleardoublepage{\clearpage
\if@twoside
  \ifodd\c@page\else
      \hbox{}\thispagestyle{footnombre}\newpage
      \if@twocolumn\hbox{}\newpage\fi
  \fi\fi}
\makeatother

%footnombre 白紙ページ、各章の最初のページのノンブルを小さく
\makeatletter
\def\ps@footnombre{\let\@mkboth\@gobbletwo
    \let\ps@jpl@in\ps@footnombre
  \def\@evenfoot{\hfil\footnotesize\thepage}%\footnotesizeで小さく
  \def\@oddfoot{\footnotesize\thepage\hfil}%\footnotesizeで小さく
  \let\@oddhead\@empty\let\@evenhead\@empty}
\let\ps@jpl@in\ps@footnombre
\makeatother

%目次ページのヘッダーを削除。
\makeatletter
\renewcommand{\tableofcontents}{%
  \if@twocolumn\@restonecoltrue\onecolumn
  \else\@restonecolfalse\fi
  \chapter*{\contentsname
    \@mkboth{}{}
    %\@mkboth{\contentsname}{\contentsname}
  }\@starttoc{toc}%
  \if@restonecol\twocolumn\fi
}
\makeatother

%脚注のインデント調整
\renewcommand\thefootnote{\rensuji{\arabic{footnote}}}

\makeatletter
\long\def\@makefntext#1{\parindent 1em\noindent 
\@hangfrom{\hbox to 1.8em{\hss{\@makefnmark}}}#1}
\makeatother

%見出しの数字を変更
\renewcommand{\thechapter}{\rensuji{\arabic{chapter}}}  %%章レベルをアラビア数字に
%\renewcommand{\thechapter}{第\rensuji{\arabic{chapter}}章}  %% 第1章
%\renewcommand{\thechapter}{\Kanji{chapter}}  %% 章レベルを漢数字に
%\renewcommand{\thechapter}{第\Kanji{chapter}章}  %% 第一章
%\renewcommand{\thesection}{\rensuji{\arabic{section}}}  %% 節レベルをアラビア数字に
\renewcommand{\thesection}{\Kanji{section}}  %% 節レベルを漢数字に

%見出しの調整 \vspace{見出しの前の余白}、\fontsize{フォントサイズ}{2行以上になったときの行間}
\titleformat{\chapter}
  {\vspace{-15mm}\normalfont\fontsize{12}{15}\bfseries}{\thechapter}{1em}{}
\titleformat{\section}
  {\normalfont\fontsize{10}{15}\bfseries}{\thesection}{1em}{}

%目次に「第」や「章」をつけない
\renewcommand{\prepartname}{}
\renewcommand{\postpartname}{}
\renewcommand{\prechaptername}{}%章レベルの前
\renewcommand{\postchaptername}{}%章レベルの後

%写真のキャプションに「図」を入れない
\renewcommand{\figurename}{}

%画像まわり再定義
\makeatletter
\renewcommand{\thefigure}{%
 %\ifnum\c@chapter>\z@\thechapter{}・\fi\rensuji{\@arabic\c@figure} %%画像のキャプションに余計な文字や数字を入れない
 }
\def\fps@figure{tbp}
\def\ftype@figure{1}
\def\ext@figure{lof}
\def\fnum@figure{\figurename\thefigure}
\makeatother

%キャプションまわりの余白を再定義
% [Tex tips](http://osksn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~naga/miscellaneous/tex/tex-tips2.html)を参照のこと
\abovecaptionskip=-10pt

\makeatletter
\setlength\belowcaptionskip{0\p@}
\long\def\@makecaption#1#2{%
  \vskip\abovecaptionskip
  \iftdir\sbox\@tempboxa{#1\hskip1zw#2}%
    \else\sbox\@tempboxa{#1 #2}%
  \fi
  \ifdim \wd\@tempboxa >\hsize
    \iftdir #1\hskip1zw#2\relax\par
      \else #1 #2\relax\par\fi
  \else
    \global \@minipagefalse
    \hb@xt@\hsize{\hfil\box\@tempboxa\hfil}%
  \fi
  \vskip\belowcaptionskip
  }
\makeatother

Base-B6tate.tex

Pandocが下記テンプレートファイルの $body$ に、原稿.mdを放り込んで変換してくれる、そのためのテンプレートファイル。

トンボをつけたり、本文のフォントサイズを変えたり、印刷所名を変えたりときに少しいじる程度。トンボを付けたPDFを出力したいときは1行目の先頭に「%」をつけてコメントアウトして、2行目の先頭の「%」をはずす。

\documentclass[uplatex,dvipdfmx]{utbook}  %トンボなし。
%\documentclass[uplatex,tombow,dvipdfmx]{utbook}  %トンボあり。
\input{B6tate.sty }
\title{$title$} 
\author{$author$} 
\date{$date$} 
\begin{document}
    \maketitle
    \tableofcontents

    $body$

%奥付
\clearpage
\thispagestyle{empty}
\begin{minipage}<y>[htpb]{9cm}
\begin{center}
    \vspace{90mm} %奥付のページ上部からの位置

\begin{tabular}{l}
\multicolumn{1}{c}{\Large{$title$}}\\[3mm] %%タイトル
\hline
%% row 1
\\[-3mm]
\hspace{2mm}\large{著者}\hspace{6mm}$author$\\[0mm] 
\hspace{2mm}\small{発行日\hspace{5mm}$date$    }\\[0mm]
\hspace{2mm}\scriptsize{印刷・製本}\hspace{2mm}{\scriptsize 桜島出版}\\[-3mm]
\\\hline
\end{tabular}
\end{center}
\end{minipage}

\end{document}

makepdfB6.bat (Winのみ)

バッチファイル。文字コードshift_jis(932)=ANSIで保存。

pandoc %~n1.md --template Base-B6tate.tex --top-level-division=chapter -o %~n1.tex

nkf -s --overwrite %~n1.tex
sed -e "s/begin{figure}/begin{figure}\n\\begin{center}\n\\begin{minipage}<y>\[htbp\]{9.7cm}/g" -e "s/end{figure}/end{minipage}\n\\end{center}\n\\end{figure}/g" -e "s/caption\\{/\\caption{/g" -e "s/上\\includegraphics/\\begin{figure}\[htbp\]\n\\begin{center}\n\\begin{minipage}<y>\[htbp\]{9.7cm}\n\\centering\n\\includegraphics/g" -e "s/}下/}\n\\end{minipage}\n\\end{center}\n\\end{figure}/g" %~n1.tex > %date:~0,4%%date:~5,2%%date:~8,2%-%~n1.tex
nkf -w --overwrite %date:~0,4%%date:~5,2%%date:~8,2%-%~n1.tex

uplatex %date:~0,4%%date:~5,2%%date:~8,2%-%~n1
dvipdfmx %date:~0,4%%date:~5,2%%date:~8,2%-%~n1

del %~n1.tex 

内容としては、

  • 対象markdownファイルをpandocで変換
  • nkfShift_JISコードに変換(そうしないとWin用sedが動いてくれない)
  • sedで置換(-iオプションを使うと一時ファイルが増えていくので使わなかった)。主に画像まわりの調整。
  • nkfUTF-8に戻す
  • uplatex 実行
  • dvipdfmx 実行
  • 置換前のtexファイルを削除

というコマンドを並べているだけ。

Pandocの変換方法が変わって、sedによる置換がうまくいかなくなるかもしれないので、あしからず…。ちなみに2017年1月現在、Pandocのバージョン1.19.1で動作確認済み。

makepdfB6.sh (Linuxのみ)

シェルスクリプトファイル。基本、上と同じことをやっている。まぁ、こっちが先にできたんだけど…。

#!/bin/sh

pandoc $1.md --template Base-B6tate.tex --top-level-division=chapter -o $1.tex
#写真の調整
sed -e 's/begin{figure}/begin{figure}\n\\begin{center}\n\\begin{minipage}<y>\[htbp\]{9.7cm}/g' -e 's/end{figure}/end{minipage}\n\\end{center}\n\\end{figure}/g' $1.tex > `date +%Y%m%d-$1`.tex
#横サイズ写真2枚を1ページに収める調整
sed -i -e 's/caption\\{/\\caption{/g' -e 's/上\\includegraphics/\\begin{figure}\[htbp\]\n\\begin{center}\n\\begin{minipage}<y>\[htbp\]{9.7cm}\n\\centering\n\\includegraphics/g' -e 's/}下/}\n\\end{minipage}\n\\end{center}\n\\end{figure}/g' `date +%Y%m%d-$1`.tex
uplatex `date +%Y%m%d-$1`
dvipdfmx `date +%Y%m%d-$1`
rm -f $1.tex

上記と一緒で、Pandocの変換方法が変わって、sedによる置換がうまくいかなくなるかもしれないので、あしからず…。ちなみに2017年1月現在、Pandocのバージョン1.19.1で動作確認済み。

原稿を書く(原稿.mdの作成)

原則、markdownpandoc拡張のmarkdown)記法で書くが、markdownにないものは、TeX記法で書く。

文字コードUTF-8で。

以下、簡単なテンプレート。ガシガシ書いていく。

%タイトル
%著者
%2017年1月1日

<!-- 書き方メモ
- 強調  *強調したい文字*
- ルビ  \ruby{山﨑}{やま|さき}
- 傍点  \bou{傍点をつけたい語句}
- 縦中横の数字  \rensuji{10} 
- 2点リーダーを3つで「‥‥‥」を表現する。
- 1ページに1枚の画像。  
![キャプション](001.jpg){width=9.2cm}
- 横向き写真を、1ページに上下2枚並べる。
上![](002.jpg){width=9.2cm}\caption{キャプション}
![](003.jpg){width=9.2cm}\caption{キャプション}下
-->

# 章レベルの見出し

あとは本文をガシガシ書いていく。画像は以下のように書く。{width=9.2cm}というのはPandocの拡張だが、一般的な書き方に沿っている。

![キャプション](001.jpg) {width=9.2cm}

# 章レベルの見出し

## 節レベルの見出し

本文をガシガシ書いていく。

1ページに横向きの写真を上下に2枚入れるときは、下記のように書く。sedで置換するために、かなり特殊な書き方になっている。上記の書き方メモからコピペしてきて。

上![](002.jpg){width=9.2cm}\caption{キャプション}
![](003.jpg){width=9.2cm}\caption{キャプション}下


\chapter*{あとがき}
\markright{あとがき}
\addcontentsline{toc}{chapter}{あとがき}

あとがきを書いていく。

原稿作成時のポイント

  • 数字、アルファベットは基本、全角や漢数字で。
  • 強調(ゴシックになる程度) *強調したい文字*
  • ルビ \ruby{山﨑}{やま|さき}
  • 傍点 \bou{傍点をつけたい語句}
  • 縦中横の数字 \rensuji{10}

  • ※ 画像について

    • 1ページに1枚の画像の場合は下記のように。横幅はご自由に調節を。9.2cmぐらいが左右のバランスが取れる最大の幅かな…。

      ![キャプション](001.jpg) {width=9.2cm}
      
    • 横向き写真を1ページに上下2枚並べるときは、下記のように書き方がかなり特殊になる。これはsedで置換して調整するため。1枚目の前に「上」、2枚目の後ろに「下」を置き、キャプションの付け方にも注意。

      上![](002.jpg){width=9.2cm}\caption{キャプションはここに書く}
      ![](002.jpg){width=9.2cm}\caption{キャプションはここに書く}下
      
  • ※その他

    • 「…」3点リーダーはPandocで\ldotsに変換されて、縦書だと左に寄ってしまうので、2点リーダーを3つで「‥‥‥」を表現する。

実行(PDF生成)

Windows

原稿.md をバッチファイルの makepdfB6.bat の上に2回重ねる(ドラッグ&ドロップ)。2回繰り返すのは目次生成のため。

または、

原稿.mdなどの入っているフォルダのアドレス欄のところに cmd と入力して、コマンドプロンプトを起動、

makepdfB6 原稿

と入力して、実行。この場合も、目次生成のために2回実行する。

そうすると、<日付>-原稿.pdf などが生成される(他にもいくつかファイルが作られるが気にしなくていい)。

環境にもよるだろうが、完成したpdfファイルを開いたまま、もう一度、上記作業を実行するとpdf生成に失敗することがあるので、一度pdfビューア(Adobe readerなど)を閉じてから実行すること。

Linux

Ubuntuであれば、原稿.mdの入っているフォルダで 右クリック > 端末の中に開く で端末を起動させて、

sh makepdfB6.sh 原稿

を、やはり目次生成のために、2回実行。

おわりに

TeX使いの人からすれば、最初からTeXで書けばいいじゃん…となるのだろうが、普段からmarkdownで書いていて、内容ファイルはできるだけシンプルに!装飾はcssで!(md→pandoc→html/css)というのに慣れている身としては、原稿ファイルに画像挿入などのTeXコード(しかも今回は画像を回転させるためにさらに複雑になる)があるのを見るだけで、ウンザリしてしまうし、かつ、Pandocによるmarkdown変換の方に慣れているので、これでいいのだ…w。

修正・追加

B6tate.styの修正

  • 2017年1月16日 ヘッダーの設定を修正。
  • 2017年1月16日 目次ページのヘッダー削除を追加。
  • 2017年1月18日 タイトル位置、ヘッダー・フッターの調節等。

全体

  • 2017年1月18日 A5・2段組のバージョンと混乱しないように、いくつかのファイル名に「B6」「B6tate」を追加。
  • 2017年1月24日 makepdfB6.sh をよりシンプルに修正。
  • 2017年1月25日 設定ファイルをB6-tate(20170125).zipにして、ダウンロードできるようにした。
  • 2017年1月26日 makepdfB6.bat、makepdfB6.shの修正。B6-tate(20170126).zipのアップ。

サンプル画像

f:id:adbird:20170114025912p:plain f:id:adbird:20170120123058p:plain f:id:adbird:20170120123550p:plain f:id:adbird:20170120123048p:plain f:id:adbird:20170120123039p:plain

markdown + pandoc で、1問1答の小テストプリントを作る

はじめに

教育関係者なら、1問1答の小テストプリントを作成することは多いと思う。
それを簡単に作る方法。

概要としては、テキストエディタmarkdown記法)で問題を作成し、Pandocでhtmlに変換(さらにPDFにしてもいい)、印刷という手順。

  • 下準備(Pandocのインストールなど)。
  • 任意のフォルダに、以下を作成。
    • smalltest.css (一度作れば後はいじらない)
    • 小テスト001.md (問題・解答本体)
  • コマンドをうてば、htmlファイル生成(さらにPDFにも変換可能)。

Pandocのリスト番号付与機能や脚注機能を利用したこの作成方法のメリットは、以下の通り。

  • テキストエディタ(メモ帳など)だけで問題を作成できる。
  • 問題番号、解答番号を意識しないでいい。
  • (上記と関連して)問題の差し替え、並び替えの時の問題番号・解答番号のズレを気にしなくていい。
  • 問題文のすぐ後に、解答を書ける。
  • 両面印刷して、オモテ面に問題文、ウラ面に解答という構成にできるので学習者自身で答え合わせができる。もちろん、片面印刷して、オモテ面だけ学習者に渡して、答え合わせは教師側で行ってもいい(というか、本当はそれが望ましい)。

下準備

Pandocなどのインストール

Pandocは、markdown記法で書いたファイルをhtmlなどの様々なファイルに変換するためのソフト。英語だけど、Installingのリンク先をクリックしていけば、大体分かるはず。Windowsユーザーは「pandoc-1.〜 -windows.msi」をダウンロードして、インストール。

Pandoc

wkhtmltopdfは、下記、下準備3のスクリプトファイルによるpdf作成をするのであれば必要。Windowsユーザーは必要ない。

wkhtmltopdf

cssファイル

任意のフォルダ内に、以下の内容の「smalltest.css」ファイルを作る。

リンク(脚注のリンク)の文字を visibility: hidden; にしているのが肝。

.問題 {
        margin-left:0%;
        margin-right:30%;
        padding-right:10pt;
        font-family:"IPAex明朝",serif;
        font-size:10pt;
        border-width: 1px;
        border-color:grey;
        border-right-style:dashed;
        }
.問題 li{line-height:1.3;
    padding-bottom:7pt;}
.footnotes {
        padding-top:5%;
        margin-left:70%;
        page-break-before:always;
        font-family:"IPAex明朝",serif;
        font-size:11pt;
            }
h1{font-size:11pt;}
h2{font-size:10pt;}
a:link { visibility: hidden; }
a:visited { visibility: hidden; }
a:hover { visibility: hidden; }
a:active { visibility: hidden; }

hr { visibility: hidden; }

ruby>rt {
    font-size: 50%;
    text-align: center;
    }

スクリプトファイル

markdown→html→pdf 変換を一発で行うためのスクリプトファイル「maketest.sh」を、上記cssファイルと同じフォルダに用意。

ただし、使えるのはLinuxユーザーのみ。Windowsユーザーはこれは使えない。

Windowsでも似たようなことができるんだろうけど、Ubuntuユーザーの僕は知らないw。

#!/bin/sh

pandoc $1.md -c smalltest.css -o $1.html
wkhtmltopdf --disable-smart-shrinking --margin-top 20 --margin-left 15 --margin-right 15 $1.html $1.pdf

小テスト問題文・解答作成

上記cssファイル・スクリプトファイルと同じフォルダ内に、例えば「小テスト001.md」というファイルを以下のように作る。

「半角数字 + 半角ピリオド + 半角スペース」の後に問題文で、そのすぐ後の ^[ ] の中に解答を書く。

<div class="問題"><!--これは削除しない-->

# 小テスト001

1. 1914(大正3)年の噴火によって、桜島は(  )半島と陸続きになった。^[大隅]
2. 2017年1月現在、広告鳥が乗っているバイクは何か。^[YBR125]
4. 125cc未満の、いわゆる原付2種バイクのナンバープレートの色は何色か。^[ピンク色]
5. YBR125はどこのメーカーのバイクか。^[ヤマハ。<br />ただし、製造は日本国内ではなく、中国など。]
6. ^[]
7. ^[]
8. ^[]
9. ^[]
3. 問題番号は自動的に振られるので、問題の入れ替え、差し替えが非常に楽。^[解答番号も問題番号と一緒に変わる。]
10. ^[]
1. 問題番号は半角数字であればいいので、全部「1」とかでも大丈夫。^[解答番号は意識しなくもいい。]
1. ^[]
1. ^[]

</div><!--これは削除しない-->

変換

フォルダ内で端末(ターミナル、WindowsだったらコマンドプロンプトPowerShell?)を開き、以下を入力してエンターを押すと、同じフォルダ内にhtmlファイルが生成される。

pandoc 小テスト001.md -c smalltest.css -o 小テスト001.html

Windowsユーザーのための参照:

htmlファイルをブラウザで開いて、印刷時の余白を適当に設定して(左右の余白は同じ方がいい)、印刷。

印刷時にpdfプリンタ等を選べば、pdfも作成できる。

Linuxユーザーなら、フォルダ内で端末を開いて、以下で下準備3のスクリプト実行で、html・pdfの一発作成が可能。

sh maketest.sh 小テスト001

f:id:adbird:20170104201654p:plain f:id:adbird:20170104201709p:plain

さいごに

両面印刷をして配布、オモテ面の点線の右側に解答を書かせ、解き終わったら、点線で山折りで折り曲げると、ウラ面の答えを見ながら答え合わせができるようになっている。
解答がページ右側に寄せられているのはそのため。実際に両面印刷してみると分かる。

前述の通り、問題の面だけ印刷して、学習者に配布実施して、教師が採点するのが望ましいのだろうけど…。

複数のコマンドを一度に簡単に実行する方法

markdownファイルからpandocでcssを適応させたhtmlに変換。
さらにwkhtmltopdfで、そのhtmlからpdfに変換。

といった作業をできるだけ簡単に実行する方法。
ただし、Linuxのみ。

その1 シェルスクリプトを使う方法

以下の内容の、「makepdf.sh」というファイルをmdファイル(仮に「テスト001.md」があるとする)と同じフォルダ内に作る。

#!/bin/sh

pandoc $1.md -c test.css -o $1.html
wkhtmltopdf --disable-smart-shrinking --margin-top 20 $1.html $1.pdf

フォルダ内で端末(ターミナル)を開き、

$ sh makepdf.sh テスト001

をすると、上記スクリプトの $1 に、「テスト001」を差し込んで実行してくれる。

その2 テキストエディタgeanyを使う方法

geanyで ビルド > ビルドコマンドを設定 で以下の内容を設定。ラベルは任意名でOK。

pandoc "%f" -c test.css -o "%e".html && wkhtmltopdf --disable-smart-shrinking --margin-top 20 "%e".html "%e".pdf

ビルド > 設定したラベル名をクリック。

geanyでmarkdownファイルを編集、そのままクリックするだけで、コマンド実行できるからこっちの方が楽。

html + css で年賀状の宛名書き

はじめに

Ubuntuの年賀状の宛名書きが毎年の悩みだった。
Adobe AIRを入れれば年賀状ソフト使えるらしいが、Linux用は開発が終わったらしく、WindowsAdobe AIRを入れるためにはWineを入れないといけないとか…、面倒過ぎる。

LibreOfficeでもできるらしいが、これも調べたら、すごく面倒くさそう…。

できるだけ軽く、ソフト開発中止で使えなくなるとかいうリスクも少なく、将来にわたって継続して使い続けられる方法はないかと模索していた。

去年はこちらのTeXクラスファイルを使わせてもらった。
TeXで宛名印刷

しかし、宛名の連名には対応していなくて、無理やり連名にしようとすると文字列の配置に不満が残った。
自分でTeXの設定をいじれればいいのだけど、できない…。
TeXは印刷面の微妙な調整をやろうとすると、非常に複雑で自分にはあまり向いていない気がする…。

そこで今年はcssを駆使して、htmlで作成してみようと試みた。
…というか、去年もそれを試みたのだがうまくいかず挫折していたのだった(^_^;)。

今年は何とか成功!
以下、作成方法。

基本は、任意のフォルダ内に、「nenga.css」と「年賀状宛名.html」の2つのファイルを作って、テキストエディタで編集するだけ!

IPAmj明朝フォントをインストール

人名に使われている様々な異体字が使えるらしいIPAmj明朝フォントをインストール。
cssではIPAmj明朝フォント指定としている。

IPAmj明朝フォント以外にしてもいいけど、郵便番号の文字間などはこのフォントで調節しているので、もし郵便番号のフォントを変えるときはcssの調整が必要になると思う。

cssファイル

テキストエディタで、nenga.css を以下の内容で作成。

郵便番号の数字の位置に関しては、現在の私の環境で最適に合わせているつもりなので、プリンタ・ブラウザ環境(ちなみにChromium派生のVivaldiブラウザを使っている)などが変わるとズレる恐れもあるので、テスト印刷してみてズレているようであれば、cssで調整をする。

@page {size:100mm 148mm; margin:0; padding:0;}

body {margin: 0; padding:0;}

.sheet {
    width:100mm; height:148mm;
    margin: 0;
    padding:0;
    position: relative;
    page-break-after: always;
}

p{
    margin:0;
    padding:0;
}

.郵便番号 {
    font-size:12pt;
    font-family:"IPAmj明朝" ; /* IPAmj明朝で文字間等を調整している */
    margin:0;
    padding:0;
    position:absolute; top:14mm; left:45mm; /* ズレる場合は位置調整 */
    letter-spacing: 4.4mm; /* 文字間 */
}

.住所 {
    font-family: "IPAmj明朝"; 
    font-size:14pt;
    margin-left:0px;
    padding-top:0px;
    line-height:1.5em;
    writing-mode: vertical-rl;
    -webkit-writing-mode: vertical-rl;
    text-orientation: upright;
    -webkit-text-orientation: upright;
    position:absolute; top:30mm; right:10mm;
}

.宛名 {
    font-family:"IPAmj明朝" ;
    font-size:22pt; 
    letter-spacing: 0.1em;
    position: absolute;
    top: 30%;
    left: 50%;
    -webkit-transform: translateY(-10%) translateX(-50%);
    transform: translateY(-10%) translateX(-50%);
    writing-mode: vertical-rl;
    -webkit-writing-mode: vertical-rl;
    text-orientation: upright;
    -webkit-text-orientation: upright;
}

.差出人住所氏名 {
    position:absolute; top:70mm; left:10mm;
    writing-mode: vertical-rl;
    -webkit-writing-mode: vertical-rl;
    text-orientation: upright;
    -webkit-text-orientation: upright;
}

.差出人住所 {
    font-family:"IPAmj明朝" ;
    font-size:10pt; 
    margin:0;
    padding-left:0.5em;
}

.差出人 {
    font-family:"IPAmj明朝" ;
    font-size:14pt; 
    letter-spacing: 0.1em;
    margin:0;
    padding-top:0.5em;
}

.差出人郵便番号{
    font-size:10pt;
    font-family:"IPAmj明朝"; /* IPAmj明朝で文字間等を調整している */
    margin:0;
    padding:0;
    position:absolute; top:124mm; left:6mm; /* ズレる場合は位置調整 */
    letter-spacing: 1.8mm; /* 文字間 */
}

/** For screen preview **/
@media screen {
    body { background: #e0e0e0 }
    .sheet {
    background: white;
    box-shadow: 0 .5mm 2mm rgba(0,0,0,.3);
    margin: 5mm;
    }
}

@media print {
  body {
    width:100mm; height:148mm; /* needed for Chrome */
}

css作成の際に参考にしたのは、以下のサイト。ありがとうございました。

html本体

テキストエディタで、 年賀状宛名.html を以下のように、書いていく。
郵便番号は半角数字、住所の数字は漢数字または全角数字で。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<link rel="stylesheet" href="nenga.css" type="text/css">
<title>年賀状宛名</title>
</head>
<body>

<section class="sheet">
    <p class="郵便番号">1234567</p>
    <p class="住所">鹿児島県鹿児島市○○町一―一<br />桜島マンション一〇一号</p>
    <div class="宛名">
        <p>山田 太郎 様</p>
        <p>   花子 様</p>
    </div>
    <div class="差出人住所氏名">
        <p class="差出人住所">鹿児島市○○町一―二<br />霧島コーポ二〇二</p>
        <p class="差出人">山田 一郎</p>
        <p class="差出人">   二郎</p>
    </div>
        <p class="差出人郵便番号">1234567</p>
</section>

<section class="sheet">
    <p class="郵便番号">1234567</p>
    <p class="住所">鹿児島県鹿児島市○○町1―1<br />桜島マンション101号</p>
    <div class="宛名">
        <p>小山田 長次郎 様</p>
    </div>
    <div class="差出人住所氏名">
        <p class="差出人住所">鹿児島市○○町1―2</p>
        <p class="差出人">山田 一郎</p>
        <p class="差出人">   二郎</p>
    </div>
        <p class="差出人郵便番号">1234567</p>
</section>

</body>
</html>

とりあえず、連名で書いても、少し長めの宛名(姓:3文字+名:3文字)でも、自分なりに満足のいくレイアウトになった。

f:id:adbird:20161214123757p:plain

ブラウザで印刷するので(ブラウザでPDFに出力してから印刷でもいい)、重たい余計なソフトは必要ないし、テキストベースでのデータ保存なので、ソフト開発終了で使えなくなるとか、データが開けなくなるとかがないので、安心。

印刷

うちのモノクロレーザープリンタ・ブラザーのHL-5250DNのLinuxドライバには、もともとハガキ設定がないこともあるのか、いろいろ設定してもハガキ印刷ができたり、できなかったりと不安定極まりない。

解決策?として、上記でできたhtmlファイルをGoogle Chromeで開いて、設定用紙はA4サイズのまま、余白をカスタムで「左56mm、上・下・右はそれぞれ0mm」にして、A4用紙の最上部・中央に位置するように設定、手差しトレイからハガキ印刷するとできた。

ただし、1枚ずつしか印刷できない…。連続して印刷しようとするとなぜか印刷されない。

左の余白は毎年、要調整だろうし、まだまだハガキ印刷は苦労が続く…。