Claws Mail という選択肢
基本、アンチMSなのでw、MS関連のソフト・アプリは極力、使いたくない。 そもそもUbuntuが常用OSなので、Outlookなどのメールソフトは使えないし、Windows環境でも使いたくない。
なので、メールソフトに何を使うかというと、定番の
は、私のある環境ではいろいろ不具合(メール送信がソフト上では送信中の状態で止まってしまい、メールが「送信済み」に送られず、しかし、実際には送信されている(で、何度も送信し直してしまい、何度も相手先に同じメールが届く)という事態が何度も発生)があったり、使わないカレンダーなどの機能があるので、
をしばらく使ってみたのだが、いかんせん更新が全然されていなくて、見た目もモダンじゃない…。
そこで
というSylpheedからフォークされたメールソフトを見つけた。
見た目もモダンで良さげ。
Sylpheedからフォークされたということもあり、Claws Mail を立ち上げた初回にSylpheedから設定を引き継ぐかどうかのポップアップが出て、OKを押したら、ほぼそのまま使えるようになった。
Ubuntuのレポジトリに入っていて sudo apt install claws-mail
でインストールできる。
しばらくこれを使ってみる。
プラグイン
htmlメール表示
htmlメールの表示のためのプラグインはいくつかあるが、私の環境では以下のプラグインだけが正常に動いた。ただし、 lite とあるようにhtmlタグの全部が表示されるようではなさそう(たとえば下線は表示されなかった)。
sudo apt install claws-mail-litehtml-viewer
正しくhtmlメールを表示するには「アプリケーションで開く」をして
vivaldi-stable %s
などのコマンド(上記はVivaldiブラウザで開くコマンド)で、ブラウザで開くのが確実。
PDFビューアー
sudo apt install claws-mail-pdf-viewer
通知
sudo apt install claws-mail-multi-notifier
テーマ
sudo apt install claws-mail-themes
今のところ、Tango 1.2.1 がお気に入り。
htmlメールの返信に余計な空行を削除
Sylpheed も Claws Mail もOutlookから送られてきたhtmlメールを開くと、1行毎に余計な空行が入る。
メールを閲覧する分には構わないが、それを返信すると、余計な空行が入ったままになるので、返信の際に「外部エディタで編集」をして、Geanyが立ち上がるようにして、Geanyに以下のビルドコマンドを設定して、改行を削除するようにしている。
sed -i -z "s/> \n> \n/【改行】\n/g" "%f" && sed -i -z "s/> \n//g" "%f" && sed -i -e "s/^【改行】/> /g" "%f"
もっと良さげな方法があるかもしれないが…。
署名(返信時の署名)
設定で「署名を自動的に挿入する」にチェックを入れると、返信時には、
- 自分の返信内容
- 相手方の文面を引用
- 自分の署名
となるのだが、返信時には、
- 自分の返信内容
- 自分の署名
- 相手方の文面を引用
となるようにしたい。
そのための設定が以下の通り。
1) 設定>アカウントを編集>アカウントを選択して、Edit。>作成の項目
- 「署名を自動的に挿入する」にチェックを【入れない】。
- 「ファイル」にチェックを入れる。
- 「署名」のURLが
/home/username/.signature
(userneme部分は環境による)となっていることを確認して(テキストファイルであれば、.signatureでなくてもいいはず)、Edit をクリックして、署名を作成。
2) 設定>全般の設定>作成>テンプレート>作成タブで、
「新しいメッセージを作成するときはテンプレートを使用する」にチェックを入れ、テンプレートを以下のようにする。
%as
3) 設定>全般の設定>作成>テンプレート>返信タブのテンプレートを以下のようにする。
%as
On %d
%f wrote:
%Q
その他個人的設定
全体の見栄え
表示>表示/非表示
- 「ステータスバー」のチェックを外す。
メッセージビュー
見た目がごちゃごちゃしているので(相手がどのメーラーを使っているかなんていう情報は普段はみえなくていいし)、調整。
設定>全般の設定>テキストオプション
- 「メッセージビューの上部にヘッダペインを表示する」のチェックを外す
- 「メッセージビューに(X-)Faceを表示する」のチェックを外す
- 「メッセージビューにヘッダを表示する」の「Edit」をクリック。
- 「Subject」を「Up」を押して、一番上に。
- 「X-Mailer」を「Remove」。
- 元に戻したい(X-Mailerを表示させたい)場合は、ヘッダ名に「X-Mailer」と入力して、「Add」をクリック。
フォント
フォントはお好みで。
設定>全般の設定>フォント
- フォルダとメッセージリスト「UmePlus P Regular」
- メッセージ「UmePlus P Gothic Regular」
- スモール「UmePlus Gothic Regular」
- 太字「UmePlus P Gothic Bold」
ツールバー
なぜ「ツールバー|作成」となっているのか謎。普通に「メール作成」に変更。
設定>全般の設定>ツールバー>メインウィンドウ