箇条書き(リスト)の項目の文章が長い場合に、使える箇条書きの方法。
LaTeXの箇条書きでよく使われるitemize(記号見出し)環境や、enumerate(数字見出し)環境ではなく、ここではlist環境(\begin{list}
)なので注意。
なお、下記の例はLuaTEX-jaパッケージ(\usepackage{luatexja}
)使用時の例。数字の単位はLuaTEX-jaパッケージ使用時、全角文字数で指定するときには「\zw」を使う。LuaTEX-jaパッケージ以外のときは「zw」(全角幅 zenkaku width)を使うので注意。
\begin{list}{}{\leftmargin=2\zw \labelsep=1\zw \itemindent=1\zw}
\item[ア、] 箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き
\begin{list}{}{\leftmargin=2\zw \labelsep=0\zw \itemindent=0\zw}
\item[い:] 箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き
\item[ろ:] 箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き
\end{list}
\item[イ、] 箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き
\item[ウ、] 箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き箇条書き
\end{list}
↓出力結果。
この方法では、自動でナンバリング等はしないけど、箇条書きの項目が複数行に渡った場合に、2行目以降のインデントの調節などが比較的しやすい。
また、自動でナンバリングしないことのメリットもあり、それは他者の文章を引用する際に、その引用元の箇条書きの見出しが間違っている場合でも(「ア、」「イ、」「ウ、」と続いて、次は本来「エ、」のはずなのに、引用元が間違って「エ、」を飛ばして、「オ、」としているなどの場合でも)対応できるということ。
たぶん僕のような文系の人間には必須。
まあ、文系で文章を書くのにLaTeX使っている人が稀有だろうなぁ…。