adbird(広告鳥) 備忘録

LaTeX パッケージ(スタイルファイル)の保存先

追補:正式には .sty は「パッケージファイル」 .cls は「クラスファイル」 と言うらしい。

CTANに収録されているパッケージ(スタイルファイル)の場合

TeXLiveをフル以外でインストールしていた場合。元々TeXLiveをフルでインストールした場合は必要ないはず。

CTAN: Comprehensive TeX Archive Network に収録されていれば、

$ sudo tlmgr install パッケージ(スタイルファイル)名

等でインストール。(Windowsの場合、sudoはいらない。)

CTANに収録されているはずなのに、見つからない場合は、 Texエラー対処方法(tlmgrでパッケージをインストール) を参照のこと。

CTANに収録されていないパッケージ(スタイルファイル)の場合

CTANに収録されていないパッケージ(スタイルファイル)を使いたい場合は、以下の 1) または 2)のどちらかに保存。

1) texファイルと同じディレクトリ内

とくに何も考えず、コンパイルするtexファイルと同じディレクトリ内に配置すればいい。

2) TEXMFディレクトリ内にインストール

たびたびそのパッケージ(スタイルファイル)を使いたい場合は、

Linuxの場合、

/usr/local/texlive/texmf-local/tex

あたりに保存すればよい。

「配置場所は “厳密にここでなければならない” という規則はなく,LaTeX が見つけられさえすればよい」とのこと(LaTeX入門/各種パッケージの利用 - TeX Wiki)。

$TEXMFにパッケージ(スタイルファイル)を保存したら

sudo mktexlsr

を実行。(Windowsの場合、sudoはいらない。)

そもそも「TEXMF」ってどこ?

TeX Wikiなどで「$TEXMF (= {$TEXMFLOCAL,$TEXMFMAIN,$TEXMFDIST})」 と出てきたら、

Windows (Win64, Win32)なら

C:\texlive\texmf-local

C:\texlive\2022\texmf-dist

Linuxなどなら、

/usr/local/texlive/texmf-local

/usr/local/texlive/2022/texmf-dist

の位置を指す。

パッケージ(スタイルファイル)の使い方

パッケージ(スタイルファイル)を使う場合は、

texファイルのプリアンブルに以下のように書く。

\usepackage{パッケージ(スタイルファイル)名(拡張子「.sty」はつけない)}

参考リスト