僕が愛用している、ブラウザ上で動くツイッター・クライエント twicli の紹介です。
広告は表示されないし、昔のツイッターのようにシンプルな時系列順で表示されます。自分が作成したリストも常時、タブで表示できて、すぐにリストのツイートを見ることができます。
- ブラウザで twicli を起動
- 設定
- デザインを変える
- ブラウザのサイドバーで twicli を表示する
- 使い方
- twicliでできないこと
ブラウザで twicli を起動
twicliはアプリをダウンロードする必要はない。
ブラウザで twicli へいって、「twicliを起動」をクリック。
初回の起動の時だけ認証・ログイン(ふた通りの方法があるけど、どちらもでいい)が必要。
設定
個人的、主要な設定変更。
「+」タブをクリック>「▼設定」をクリック。
- 「自動更新間隔」をお好みに。
- 「リツイートを"RT:〜"形式で表示」のチェックを外す。
- 「ctrl+enter/shift+enterで発言」にチェックを入れる。
- 改行するつもりでEnterキーを押してしまい、ツイートが投稿されてしまうのを防ぐ。
- 投稿する時は、Ctrl+Enterか、投稿欄の右側にある「ツイート」ボタンを押す。
- 「タブを閉じる前に確認」「ツイート削除の前に確認」「リツイートする前に確認」はそれぞれお好みでチェックを外す。
- 「プラグイン」に以下を追加(書き加える)。お好みで。その他のプラグインについては、twicliの公式サイトを参照に。
ここまでで一旦「保存」ボタンを押す。
同じ「+」タブ「▼サムネイル」で、以下のように選択。
- 「サムネイルの位置」
- 「下」
- Twitterの写真のリンク先
- 「オリジナル画像」
デザインを変える
twicli は以下のAまたはBの方法で自由にデザインを変えることができる。
A:テーマを選ぶ
「+」タブの「テーマ」で、気に入ったテーマをを選択。
B:ユーザースタイルシート(CSS)を適用させる。
上記の「テーマ」は「default」に戻しておく。
そして、
「+」タブ > ▼設計 > ユーザースタイルシート
の欄でCSSを書いていく。
といっても、いきなりは難しいと思うので、ネットで「twicli CSS」とか「twicli スタイルシート」とかで検索かけると先人たちがCSSを公開しているので、それを使ってみるといい。
手前味噌だけど、僕の作った以下の公式Twitter風 twicliユーザースタイルシートを、「+」タブ > ▼設計 > ユーザースタイルシート の欄に貼り付けると、今まで公式Twitterアプリを使っていた人にも少しは違和感なく、twicliを使ってもらえるのではないかと思う。
- 公式Twitter風 twicliユーザースタイルシート(デフォルト)
- 公式Twitter風 twicliユーザースタイルシート(ダークブルー)
- 公式Twitter風 twicliユーザースタイルシート(ブラック)
- twicliのCSS(ユーザースタイルシート)
ブラウザのサイドバーで twicli を表示する
一部のブラウザではサイバーにtwicliを表示させることで、ながらブラウジングができますw。
Firefox の Side View で表示
Side View アドオンを使って、twicliをサイドに表示させる。
Vivaldi ブラウザの Web Panel で表示
Vivaldi ブラウザのサイドバーの「+」(ウェブパネルを追加)ボタンを押して、
https://twicli.neocat.jp/twicli.html
のURLを入力。
使い方
ツイートを投稿
デフォルトではEnter(エンターキー)を押しただけで投稿されるので、書きかけで投稿してしまう恐れがある。
そこで設定で「ctrl+enter/shift+enterで発言」にチェックを入れた方がいい。
その場合は、ツイートを書き込んで、Ctrl+Enterか、「公式Twitter風 twicliユーザースタイルシート(デフォルト)」を適用している場合は、投稿欄の右側にある「ツイート」ボタンを押す。
「いいね」(fav)する
右上の星マーク(公式Twitter風 twicliユーザースタイルシート(デフォルト) などではハートマーク)を押す。
リツイートする
右下の「▽」 > 「リツイート」をクリック。
返信
返信したい相手のツイートの右下の緑の矢印「↰」をクリックすると、投稿欄に「@相手のユーザー名 」が挿入されるので、その後に続いて返信を書き、投稿する。
「公式Twitter風 twicliユーザースタイルシート(デフォルト)」を適用している場合は、「返信↰」。
自分のツイートに「別のツイートを追加する」(スレッドを作成)
他人への返信と同様、自分のツイートの右下にある緑の矢印「↰」をクリックし(そのまま返信してもよいが、自分に@が飛んでくるので)、自分のユーザー名(@〇〇)を削除した後に送信。
自分のユーザー名(@〇〇)を削除しても、緑の矢印「↰」の周囲が黄色で色付けされてはずなので、その状態で送信すればよい。
他人のプロフィール、タイムラインを見る
その人のユーザー名(@〇〇)をクリックするか、「+」タブ > 「ユーザ情報を表示 」に表示したい人のユーザー名を入れると、「@」タブの隣にその人のプロフィールとタイムラインが表示される。
タブを自分のプロフィール・タイムラインに戻したい場合は、「+」タブ > 「ユーザ情報を表示 」に自分のアカウント名が入っているので、それを押す。または、「@」タブで自分に飛んできたリプ内にある自分のユーザー名をクリック。
ハッシュタグをつけてツイートを投稿
方法1:普通に#(ハッシュタグ)をつけてツイート。ハッシュタグの前に半角スペースが必要。
方法2:ある#(ハッシュタグ)のツイートの流れを追いながら、#(ハッシュタグ)を自動でつけてツイートする方法。※プラグインに「insert_hashtag.js」を追加しておくこと(「+」タブ>設定>「プラグイン」の欄に insert_hashtag.js を書き加える)。
- 「+」タブ > 「Twitter検索」で、流れを追いたいハッシュタグ付きキーワード(#〇〇)を入力して検索すると、「#〇〇」のタブが新しく作られる。
- または、TL(タイムライン)で出てきたハッシュタグ付きキーワード(#〇〇)があれば、それをクリックするだけで「#〇〇」のタブが新しく作られる。
- その「#〇〇」のタブを開いたまま、ツイートすれば、自動でハッシュタグがついて投稿される。
ダイレクトメッセージ
投稿欄に「d ユーザー名(@は要らない) メッセージの内容」で送信。
リストをタブに表示する
すでに公式Twitterで自分のリストを作成している場合、
自分のユーザー名が表示されているタブ > Lists
で自分のリストが表示されるので、購読にチェックを入れる。
「購読」にすれば、常時そのリストが上部のタブに表示される。
同じ要領で他人が作ったリストも購読できる。
※ただし、リストは英数字しか表示されないので、日本語のみでリストを作成していると「list1」とか「list2」などで表示されてしまうので、あらかじめ公式Twitterの方で、リストを英数字のみにするか、日本語の後に英数字をつけるかして見分けられるようにしておいたほうが良い。
写真の表示・動画の再生
以下のAかBかの方法で表示・再生。
※サムネイル画像のリンク先が、写真なのか、動画なのかは、URLの最後が /photo/1 なのか、/video/1 なのかで、見分けること。
A:サムネイル画像やURLをクリックして、ブラウザの別タブや公式Twitterのツイートページで表示
①写真の場合、
設定(「+」 > 「▼サムネイル」 > 「Twitterの写真のリンク先」 )で、「ツイートページ」か「オリジナル画像」を選んでおく。
「ツイートページ」を選んだ場合、サムネイル画像やURLをクリックした場合、公式Twitterのツイートページに飛ぶ、またはTwitterアプリが起動する。
「オリジナル画像」を選んだ場合には、ブラウザの別タブや別ウィンドウで写真が開く。
②動画の場合、
①の設定(「ツイートページ」か「オリジナル画像」)は写真についてのみの適用されるので、動画の場合は、必ず公式Twitterのページに飛ぶか、Twitterアプリが起動する。
B:URLの後にある緑の「>」をクリックして、twicli内でオーバーレイ表示
パソコンで、しかもサイドバーで表示しているのであれば、上記の方法でもとくに煩わしいことはない。
しかし、スマホでtwicliを使っている場合、いちいち新しいタブで表示されたり、公式Twitterアプリが立ち上がったりすると、twicliに戻るための手間が増えるので、ちょっと面倒くさい。
そこで、twicli内だけで写真・動画を表示・再生したい場合(別タブやTwitterアプリに遷移したくない場合)は、写真や動画のURL(https://〜/photo/1 や https://〜/video/1)のあとにある緑の「>」をクリックすると、写真や動画がオーバーレイ表示・再生される。
公式Twitter風 twicliユーザースタイルシート(デフォルト) では、分かりやすいように、かつ、スマホで押しやすいように「Popup View >」としてる。
画像を投稿する
画像は1枚のみ投稿可能。
パソコンなら画像を投稿欄よりちょっと下あたりにドラッグ・アンド・ドロップする。
または、
「+」タブ > 「画像をアップロード」 > 投稿欄の下に「ファイルを選択」が出てくるので、それをクリック、画像を選択して投稿。
ページの一番上に戻る
スクロールして下の方を見ていて、ページの一番上に戻りたい場合は、見ているタブをクリック。
会話を遡る
「@ユーザー名 会話の内容」で行われている会話の流れを見たい時は、右下の赤の「>」を押すと会話が遡れる。
公式Twitterでは一般的な会話のスレッド表示は、
古いツイート
↓
新しいツイート
という流れだけど、twicliの赤の「>」で表示されるのは、
新しいツイート
↑
古いツイート
という流れなので、注意する。
また、1度「>」を押しただけでは、会話の流れが全部表示されないこともあるので、ポップアップされたものの一番下のツイートの右下に赤の「>」がある場合は、会話がさらに遡れるので、その「>」を押す。
公式Twitter風 twicliユーザースタイルシート(デフォルト) では、分かりやすいように、かつ、スマホで押しやすいように「前の発言 >」とした。
ツイート前後のツイートを探す
※プラグインに「tweets_around_tw.js」を追加する必要がある。
TL(タイムライン)で
Aさんのツイート⑳
︙
Bさんのツイート
︙
Aさんのツイート②
Bさんのツイート
Cさんのツイート
︙
Aさんのツイート①
︙
となっており、Aさんのツイート②は、どうやらAさんのその直前のツイート(Aさんのツイート①)からの続きの発言らしいけれど、Aさんのツイート①と②の間はたくさんの人のツイートで埋まっていて、TL上からAさんのツイート①を探し出すのは困難という場合。
新しい投稿であれば、Aさんのユーザー名(@□□□)をクリックすれば、AさんのTLが見られるので、それで確認できる。
しかし、上記のように、すでにAさんはその後もツイートをして、ツイート⑳までしてしまっていて、AさんのTLで遡るのも面倒ということもある。
そこで、右下の「▽」から「ツイート前後のツイートを探す」をクリックをすると、Aさんのツイート②の前後のツイートがポップアップされて、ツイート①が探しやすくなる。
NGワードを含むツイートや特定のユーザーのツイートを非表示にする
ユーザースタイルシートに
a#pickup-NG{display:none;}
を書き(前述の僕が作成したCSSにはすでに書いてある)、
「+」>「抽出条件 (タブ名:ユーザID:ツイート:非表示)」
の欄に次のように書く。(以下の例は、僕 @adbirdbrain のツイートを全て非表示にする場合。)
NG:adbirdbrain::4
上記の数字の4は、1〜4のいずれかで設定が異なってくる。
- 1:TLタブで非表示
- 2:@タブで非表示
- 3:TLと@タブで非表示
- 4:抽出タブ、Dタブ以外の全タブで非表示
理屈としては、特定の言葉や特定のユーザーを抽出して、非表示にするっていう感じ。
詳しくは、twicliの抽出タブを拡張を参照のこと。
ツイートを公式Twitterのツイートページで見る
右下の投稿日時をクリック
その他
twicli公式サイト で追加プラグインなどが紹介されていて、他にもいろんなことができるので、試してみてください。
twicliでできないこと
- 複数画像の投稿。
- スレッド全体表示。(※前述の「会話を遡る」や「ツイート前後のツイートを探す」でそれに近いことができなくはないけど…。)
- あるツイートにぶら下がっているツイート(コメント)全てを見たい場合は、投稿日時をクリックして、Twitterのツイートページに飛ぶしかない。