adbird(広告鳥) 備忘録

自作PCの構成

マザーボードやCPU、メモリをごっそり替えたので記録として書いておく。

2020年5月現在。
値段は購入時のもの(大概はAmazonで買っていて、購入履歴が分かるので便利)。

昔書いていたHPの日記のログやTwitterを調べてみたら、初めて自作PCを作ったのは2010年11月のこと。

およそ10年前。

10年前と同じものを使っているのは、DVDドライブとPCケースぐらい。

そのPCケースも元々ケースに付いていた電源やファンがうるさくなったので、電源やファンも新しいのに替えたし、電源スイッチも接触不良で交換している。

スマホのブラウザで「えあ草紙」を使って電子書籍(Web小説)を縦書きで読む


青空文庫小説家になろうカクヨム の小説などを読むときのリーダーとしては、特別なアプリを必要とせず、ブラウザで読めるえあ草紙を利用している。

青空文庫

青空文庫は、作品の紹介ページの「作品データ」の項目のところにある「えあ草紙・青空図書館」のボタンをクリックすればいい。

または、えあ草紙・青空図書館 ◀ 青空文庫 から作品を開いて、「えあ草紙で読む」をクリックすればいい。

小説家になろう」「カクヨム

小説家になろうカクヨムの場合、それぞれのサイトから直接えあ草紙を開くボタンは設置されていない。

パソコンなら作品のURLをえあ草紙の入力フォームにコピペすればいいだけなので、大した手間ではない(もちろん、後述のブックマークレットも使える)。

しかし、スマホの場合、もっとサクッと開くために、下記の手順でブラウザにえあ草紙ブックマークレットを登録して使う。

僕はスマホAndroid)でVivaldiブラウザーを使っているので、以下の手順はその前提で。
Google Chromeでもやり方は変わらない。

iPhoneSafariブラウザの人は「iPhone ブックマークレット」でググってから、以下を参考にしてください…(^_^;)。

準備編:えあ草紙ブックマークレットを登録

ブラウザで下記の内容の新しいブックマークを作成する(適当なページをブックマークして、それを編集する)だけ。

ブックマークの保存場所はどこでもいい。

  • ブックマークの名前は「えあ草紙リーダーaaaaa」
    • 名前は何でもいい。「aaaaa」をつけたのは、後述するようにアドレスバー兼検索バーでブックマークレットを呼び出す際に、簡単に呼び出せるようにしているだけ。
  • URLのところに以下の内容を入れる。

javascript:location.href='https://www.satokazzz.com/airzoshi/bookmarklet.php?url='+encodeURIComponent(location.href);


f:id:adbird:20200604014310j:plain

これでブックマークレットの登録は完了。

えあ草紙で読む手順

パソコンであれば、読みたい作品のページを開いた状態で、登録したブックマークレットをクリックすればいいだけ(iPhoneSafariも同様らしい)。

しかし、スマホAndroid)のVivaldiChromeでは、ほんの少しだけ手間がかかる(大した手間ではない)。

①アドレスバー兼検索バーでブックマークレットを呼び出す。

小説家になろうカクヨムで読みたい作品の話のページをブラウザで開いたら、画面上部のアドレスバー兼検索バーに登録したブックマークレット名を入力。

ブックマーク名を「えあ草紙リーダーaaaaa」にしていたら、「aaaaa」と入力すれば、ブックマークレットが呼び出せる。 f:id:adbird:20200604014447j:plain

②「えあ草紙リーダー」のブックマークレットをタップ。

ブックマークレット「えあ草紙リーダーaaaaa」が候補に上がってくるので、それをタップしたら

f:id:adbird:20200604014635j:plain

えあ草紙で縦書き表示される。設定で全画面表示もできる。

f:id:adbird:20200515002517j:plain

フォントサイズ設定

えあ草紙で次の話に移動するには、次の話へのリンクの「◀」ボタンを押すのだが、スマホの場合、フォントサイズが小さいと「◀」が押しづらく、たんにページ送りの動作になってしまうことがよくある。

その場合、えあ草紙の設定でフォントサイズを大きくしてあげるとよい。

↓「小説家になろう」の場合。フォントサイズが小さいと押しづらい。

f:id:adbird:20200529005802j:plain

↓ちゃんと「◀」が押せたら、このような表示画面が出る。「えあ草紙で読む」をクリックで次の話へ。

f:id:adbird:20200529005956j:plain

↓設定でフォントサイズを大きくするとよい

f:id:adbird:20200529010110j:plain


余談だが、小説家になろうカクヨムにたくさんある、チート系(転生モノを含む)のファンタジー作品は、「読む鳥山明作品」だと思い始めている。

Dr.スランプ』のアラレちゃんや、『ドラゴンボール』の初期の孫悟空のように、主人公自身は大したことしたつもりはないけど、周りの人間からしたら人間離れしたことをやっていて、ポカーンと開いた口がふさがらない、という展開を楽しむ感覚。

つまり、マンガを読んでいる感覚。
暇つぶしや、現実逃避のために頭を使わずに気楽に読むにはちょうどいい。
まあ、そんなにたくさん小説家になろうカクヨムの作品を読んだわけではないので、もしかしたら、本格的な文学作品があるのかもしれないけれど…w。

Ubuntu18.04にSuperTuxKartの最新版をインストール

マリオカートを模したSuperTuxKart

Ubuntu18.04のレポジトリに入っているのが古いバージョンだったので、最新版を入れる。

ここではバージョン1.1の場合。

SuperTuxKartからSuperTuxKart-1.1-linux.tar.xzをダウンロード。

ホームディレクトリにgamesディレクトリを作って、その中にSuperTuxKart-1.1-linux.tar.xzを移動させて、右クリックで「ここに展開する」で解凍すると、SuperTuxKart-1.1-linuxというディレクトリができる。

/home/〜/.local/share/applications 内に(にはユーザー名が入る。以下、同じ。)以下の内容のsupertux-kart.desktopを作成する。

[Desktop Entry]
Type=Application
Name=SuperTuxKart
Icon=/home/〜/games/SuperTuxKart-1.1-linux/data/gui/icons/karts.png
Exec="/home/〜/games/SuperTuxKart-1.1-linux/run_game.sh" %f

そのアイコン上で右クリック>プロパティ>アクセス権>プログラムとして実行可能 にチェックを入れる。
一度ダブルクリックして、「信頼〜」みたいな注意が出るけど、実行する。

そうすると、supertux-kart.desktopSuperTuxKartという名前のアイコンに変わる。

Dock(ランチャー)下の「アプリケーションを表示する」からアプリを検索するとSuperTuxKartがある。

チャット・ビデオ通話アプリ Jami

Skypeの代わりとなるような、オープンソースのチャット・ビデオ通話アプリ Jami

友人と数時間にわたってやってみたけど、特に問題なく、ビデオ通話ができた。

複数のアカウントを持つことも簡単だし、同じアカウントをPCとスマホの両方で使うことができる。

ただし、PCで使っていて、同時に全く同じアカウントでスマホで写真を送ろうとしたら、上手くいかなかった。
まあ、同じアカウントを別々のデバイスから同時に使うってのはさすがに無理があったか…。

でも、僕の古いwebカメラでも映ってくれたし(Skypeでは映らなかった)、完全にP2P(Peer to Peer)、End to Endの通信で覗き見されることもなさそうだし、広告なども当然、表示されないし、気に入った。

Jami、 推していこうw。

以下、アカウントを別のデバイスでも使えるようにするための手順。

スマホで使っているアカウントをPCでも使う場合

スマホのJamiから、アカウント > 「別のデバイスをこのアカウントへリンク」 > パスワード入力 >「PINを生成」。
PINコードが表示される。

PCでJamiを起動して、「Import from device」で、パスワードとスマホに表示されたPINコードを入力。

PCで使っているアカウントをスマホでも使う場合

PCのJamiから、アカウント > 「+別のデバイスをリンク」 > パスワードを入力 > 「Export on the network」 > PINコードが表示される。

スマホでJamiを起動して、「別のデバイスから接続」で、パスワードとPCに表示されたPINコードを入力。

追記 スマホへのメッセージ送信が不安定?

PCのJamiからスマホのJamiへチャットのメッセージ送ると、スマホの方に届かない or ものすごく遅れて届くことがある…。

Google Play のレビュー Jami - Google Play のアプリ には「送信元と宛先両方の端末がオンラインで無いとメッセージが送れない」とあったけど、スマホのアカウントがオフラインでも届く時は届くっぽいのだが…。
プッシュ通知にグーグル・サーバーを使っているらしいので、それと関連しているのかも。

スマホのJamiの設定で「バックグラウンドで実行」をオンにすると大丈夫そうだが、通知欄に「Jamiはバックグラウンドで実行中」が常駐するし、バッテリーの減りも気になる。

チャットの送受信が不安定なのは今後、改善されてほしい。

Ubuntuのデスクトップにショートカット(シンボリックリンク)作成

Windowsで任意のファイルやフォルダのショートカットをデスクトップに作るときは、そのファイルやフォルダ上で右クリックして、送るデスクトップ(ショートカットの作成) で作成していたのだけど、Ubuntuではその機能は右クリックのメニューにはない。

では、どうするか?

対象ファイルやフォルダを、

CtrlShift を押しながら、デスクトップに ドラッグ&ドロップ

すればできる。

PORTABOOK(ポータブック)に Ubuntu 18.04をインストール

2021年4月16日:音声再生関係を大幅に加筆修正。音声が安定して出力できるようなった。
いろいろインストールするなどして試行錯誤したので、正直どれが効いたのかは分からないけど、現状、追記した対処手順で確実に音声が出るようになっている。


これまで2度ほど何とか苦戦しながらも大型の Windows Update を更新してきたが、今回は前回成功した方法(ポータブックのWindows10大型アップデート)でもついに更新に失敗してしまった。

もう、いよいよUbuntuをインストールするしかない!と決意して、実行した。

以下に書く方法はWindowsを完全に削除して、Ubuntuを入れる方法なので、たとえ失敗してWindowsの起動すらできなくなったとしても、自己責任でお願いします。

準備するものとして、USBメモリWindows回復ドライブ用とUbuntuブータブル用)が2つ必要。


Windowsの回復ドライブ作成

Windowsを削除して、Ubuntuをインストールするのだが、万が一のことを考えて、ポータブックでWindowsの回復ドライブを作成しておけば、元のWindowsに戻せるはずなので(Ubuntuのインストールに成功したのでやったことない)、かならず作っておくこと。

回復ドライブ作成で、USBメモリ内のデータは消えるはずなので注意。

作り方はググってw。

かなり時間がかかるので、そのつもりで。

時間がかかるので、「どうせWindowsのままだと使わないから、ダメだったら文鎮化するのも辞さない!」という覚悟なら、回復ドライブの作成は飛ばしてもいい。

UbuntuのブータブルUSBの作成

回復ドライブ用のUSBメモリとは別のUSBメモリを用意して、ISOイメージをダウンロードして、ブータブルUSBを作成する。

今回僕は、日本語 RemixのISOイメージ(これを執筆時は18.04.3だった)ではなく、 18.04.4 LTS のISOイメージ(64bit)をダウンロードして、インストール後にJapanese Teamによる追加パッケージを追加した。

ISOイメージからブータブルUSBを作成するには、

Ubuntuをすでに使っている人はアプリの検索で「ブータブル」と検索すれば「ブータブルUSBの作成」が起動するので、それを使って作る。

Windowsはググれば、いくつかの方法が出てくるはず。
Ubuntuの公式サイトでも作り方が紹介されている。英語だけどわかると思う。
Create a bootable USB stick on Windows | Ubuntu

Ubuntuをインストール

ブータブルUSBをポータブックに挿して、電源を投入後、すぐにF2ボタンを連打して、ブート選択メニューにして、USBを選んでブート。

まずはインストールせずに試してみて、きちんと起動できたら、ポータブックにインストールする。

カスタムLinuxカーネルに置き換える

Ubuntuをインストールしただけでは、キーボードの一部が入力できない、音が出ないなどの問題があるので、z80oolongさんが作ってくれたカスタムLinuxカーネル.debを使って、パッチ適用されたカーネルに置き換える。

やり方は、以下のサイトにあるとおり。
注意点など詳細は下記サイトを読んでください。

いくつかのカーネルバージョンがあるけど、ここでは5.4.2の場合。

Releases · z80oolong/linux-kernel-mainline · GitHub から

をダウンロード。

ダウンロードフォルダ内で、右クリック>「端末で開く」で端末を起動。

$ sudo dpkg -i ./linux-image-5.4.2-xmc10-001+_20200116_amd64.deb
$ sudo dpkg -i ./linux-headers-5.4.2-xmc10-001+_20200116_amd64.deb
$ sudo dpkg -i ./linux-source-5.4.2-xmc10-001+_20200116_all.deb

コンソール端末のキー入力時のトラブル対応

$ sudo gedit /etc/default/grub

テキストエディタが開くので、GRUB_CMDLINE_LINUX項目に ignore_altlock=yes を書く。

 GRUB_CMDLINE_LINUX="ignore_altlock=yes"

保存したら、端末で

$ sudo update-grub

をする。

サスペンドをオフに

サスペンドすると復帰後に固まるらしいので

設定>電源管理 で 自動サスペンドをオフにする。

デスクトップ環境をXfce

デフォルトのデスクトップ環境(GNOME)はもっさりとしているので、デスクトップ環境を変えてみた。

最初はLXDEを導入しようと思ったが、外部ディスプレイへの画面の複製ができなかったり、VLCの全画面表示ができなったり(どうしてもデスクトップのパネルが隠れない)と不具合(設定調整不足?)が生じたので、LXDEは導入見送り。

Xfceをインストール

$ sudo apt install xfce4

上記でXfceをインストールしたら、PCを再起動。

ログイン時のパスワード入力の際に、セッションを選ぶボタンがあるはずなので、そこでXfceを選択する。

起動時のメモリ使用はデフォルトの約半分。

外部ディスプレイへの画面の複製は一応できた(ただし、要調整。外部ディスプレイの解像度の関係か、完璧ではない)。

壁紙とパネルをいじって、軽量ドックplankを導入、Ubuntu Dock風にして、ぱっと見、デフォルトのデスクトップ環境っぽくすることができたので満足w。

f:id:adbird:20210419233404p:plain
カスタマイズしたXfceデスクトップ

パネルの時計のカスタム

%Y年%m月%d日(%a)%R

軽量ドック plank

左にパネルを置くより、plankという軽量ドックを置いたほうが好みの動きをしてくれた。

$ sudo apt install plank

plankの設定画面を出すにはplankの端(すごい微妙な場所)で右クリック。または

$ plank --preferences

自動起動のために。

  • アプリケーションメニュー>設定>セッションと起動>自動開始アプリケーションに以下の内容を追加。
    • 名前:plank
    • 説明:軽量ドック
    • コマンド:plank

○変な横線を消す。

  • アプリケーションメニュー>設定>ウインドウマネージャー(詳細)>コンポジット処理>「ドックウインドウに影を落とす」のチェックを外す。

参照リンク:Ubuntuのデスクトップ変更!LXDEからXfceに変えるとPlank本領発揮

conky でバッテリー残量等を表示

conkyをインストール。

$ sudo apt install conky

ユーザーフォルダ(/home/ユーザー名/)内に「.conkyrc」(conky設定ファイル)を置いて、編集する。

僕のconky設定ファイルは

の投稿からコピペするか、

をダウンロードしてください。
後者の方は、ダウンロードするとファイル名の「.」(ピリオド)が消えてしまうことがあるようなので、そのときはファイル名の冒頭にピリオドを付けてください。

設定ファイルを置いたら、

 $ conky

で起動する。僕の設定ファイルを使うと、デスクトップの右上にこの画像のように表示される。

f:id:adbird:20210419231814p:plain

これをPC起動後に自動起動するように設定する。(音声出力関係も含んでいるので、後述の「音声が出るようにする」をやってから設定すること。)

直接conkyを自動起動に登録すると、起動のタイミングなのか、ちょっと不具合が出たので、スクリプトでPC起動後、10秒後にconkyを起動するようにした。

以下の内容のスクリプト(startup.sh)をユーザーフォルダ(/home/ユーザー名/)内に作成。

#!/bin/bash
sleep 10
conky
pavucontrol

ついでに、pavucontrolも自動起動するようにしている。pavucontrolは後述のPulseAudioサーバー接続失敗問題に対応するためのもの。
PC起動後、pavucontrol(オーディオミキサー(音量調整))が自動起動するので、それが正しく表示されれば一度閉じる。しばらくするとスピーカーからちゃんと音声出力できるようになる。
PulseAudioサーバーへの接続に問題が起きず、必要がないと思えば、pavucontrolの記述は削除してかまわない。

このスクリプトを起動後、自動で実行するように登録する。

  • アプリケーションメニュー>設定>セッションと起動>自動開始アプリケーション に以下の内容を追加。(※ユーザー名のところは適宜変更。)
    • 名前:startup
    • 説明:conky,pavucontrol
    • コマンド:bash /home/ユーザー名/startup.sh

ワークスペースの切り替え

デスクトップを表示してマウスでスクロール。

または、パネルを水平にしている場合には、Ctrl + Alt + ←(または→)。パネルを垂直にしている場合には、Ctrl + Alt + ↑(または↓)。

音声が出るようにする

$ sudo apt install git
$ git clone https://github.com/amuramatsu/portabook_ucm.git
$ sudo cp -rf ./portabook_ucm/cht-bsw-rt5672 /usr/share/alsa/ucm

↓これはやる必要があるかどうか分からないけど、

 $ sudo geany /etc/pulse/default.pa

でgeditが起動するので、下記を追加。どの記述の下に追加すべきかは試行錯誤中…。

 ## custom
 load-module module-alsa-card device_id=chtbswrt5672 use_ucm=true

以上、ここまでやったら、ポータブックを再起動。

これで音が出るようになるのだが、PulseAudioサーバーの起動が不安定なので(というか、Xfceデスクトップ環境を導入した場合、たいていPulseAudioサーバーの起動に失敗するので)、後述の対処方法の手順を取ると確実に音が出るようになる。

PulseAudio と ALSA について

音声関係はこのあたりの記述を読んで理解しておくといいかも…。僕も詳しくは分かっていないけど…。

「歴史的な理由からか、Linux の音声入出力は PulseAudio と ALSA の二階建てになっている。ALSA は個々のサウンドカードを担当するのだが、一つのサウンドカードには一つのアプリしかアクセス出来ない。複数のアプリの音声入出力を調停するのは PulseAudio が担当している」
Linux の Audio 機能をコマンドラインで設定 - Qiita

PulseAudioサーバーが接続されていない場合(PulseAudioデーモン起動失敗?)の対処方法

以下は、Xfceデスクトップ導入後の話。

PC起動後、たいていPulseAudioサーバー接続に失敗しているようなので、以下の方法でPulseAudioサーバーに接続する。

①デスクトップのパネルにある(なかったらパネルに「PulseAudioプラグイン」を追加する)スピーカーのアイコンをクリックして、「オーディオミキサー」をクリック。

Xfce以外のデスクトップ環境では、もしかしたら $ pavucontrol すればいいかも。)

オーディオミキサーのウィンドウが立ち上がって、PulseAudioに接続しようとしているのが分かるはず。

②PulseAudioに接続できて、オーディオミキサー(音量調整)のウィンドウが正しく表示されたら、そのウィンドウを閉じる(どうやら、これが意外と大事っぽい)。

③端末で以下を実行。

$ pacmd list-sinks  | grep name:

その結果が

name: <alsa_output.chtbswrt5672.HiFi__hw_chtbswrt5672__sink>
name: <alsa_output.pci-0000_00_02.0-platform-hdmi-lpe-audio.stereo-fallback>

だったら、音は出ない。しばらく待ってから再び$ pacmd list-sinks | grep name:を実行して、

name: <alsa_output.chtbswrt5672.HiFi__hw_chtbswrt5672__sink>
name: <alsa_output.pci-0000_00_02.0-platform-hdmi-lpe-audio.stereo-fallback>
name: <alsa_output.platform-cht-bsw-rt5672.HiFi__hw_chtbswrt5672__sink>

と、3番目のname: <alsa_output.platform-cht-bsw-rt5672.HiFi__hw_chtbswrt5672__sink>が表示されたら、PulseAudio経由で音が出るはず。

それでも音声が出ない場合、再びパネルのスピーカーアイコンをクリックして、画像のように「内部オーディオ」を選択しているか、確認する。「内部オーディオ」が2つあるので、どちらか選んだら音声が出るはず。

f:id:adbird:20210416231041p:plain

ブラウザの音声再生

上記対処方法が確立していなかった頃、Firefoxでは音が出なかったので、ALSA(Advanced Linux Sound Architecture)をサポートしなくなったFirefoxでは音が出ないのかな…と思っていたら、上記手順でPulseAudioサーバーがちゃんと起動すれば、音が出るのが確認できた。

まあ、ブラウザはVivaldiをオススメ。

音楽データ再生

最初は、Rhythmboxをはじめ、どんなソフトを使っても音楽データ(ogg等)が倍速で再生されるなど不安定な状態だったが、いつの間にか、普通に再生できるようになった。

何かをいじっていろいろインストールしたのが改善につながったか、上記のPulseAudio接続対処手順が確立できたのが良かったのかも。

Rhythmbox・VLCSMplayer

上記の手順でPulseAudioへの接続ができていれば、RhythmboxやVLCSMplayerでも再生できるはず。

VLCは、aptでインストールした($ sudo apt install vlc)ものでも、snapでインストール($ sudo snap install vlc)ものでもどちらもOK。

ただし、aptでインストールされるバージョンは少し古く、Youtubeのネットワーク再生がでない。

オーディオ設定では

  • 出力モジュール:PulseAudio

を選択する。

どうしても、PulseAudioで再生ができない場合は、

オーディオ設定で

  • 出力モジュール:ALSAオーディオ出力
  • バイス:cht-bsw-rt5672,Direct sample mixing device

を選択する。ただし、

「あるアプリが ASLA 経由でサウンドカードを操作している間、他のアプリからそのサウンドカードを使えない。」 Linux の Audio 機能をコマンドラインで設定 - Qiita

らしいので、基本的には

  • 出力モジュール:PulseAudio

にしていたほうが良さそう。

PulseAudioで音声が出なかったら、他のアプリ(ブラウザ等)がALSAオーディオ出力をしている可能性があるので、他のアプリを閉じてみるといい。

ブラウザの簡易メディアプレーヤーで再生

VLC等による再生が安定しなかったときは、自分で作成した(と言っても、これも他の方々のソースや協力に頼った部分がほとんどなのだけど…)

の方法が一番、安定して再生できていたので、これを利用することが多かった。

もし、「開く/追加」ボタンがうまく機能しなかったら、ピクチャー・イン・ピクチャーの機能を無効にすれば「開く/追加」ボタンがちゃんと動くはず。

音量調整(ALSA

alsamixer

再生音量調整は

$ alsamixer

でミキサーを起動。

F4キー(F4:[録音] だけど、なぜか再生音量の調整もできる)で

  • codec_out0 Gain 0 (inではoutなので、注意)
  • media1_in Gain 0 (media0ではなく、media1なので注意)
  • pcm0_in Gain 0

あたりを調整する。

QasMixer

デスクトップ環境をXfceにした後に使えたGUIミキサー。デフォルトのデスクトップ環境(GNOME)でも使えるかどうかは不明。

こっちのほうが直感的に操作しやすい。

$ sudo apt install qasmixer

音量初期値設定

ちょっと初期値の音量が大きいかなと思って、$ alsactl storeなどいろいろ試してみたけど、どうしてもUbuntu再起動後に音量が初期値に戻ってしまうので、

$ sudo gedit /usr/share/alsa/ucm/cht-bsw-rt5672/HiFi

cset "name='codec_out0 Gain 0 Volume' 0"

の行を

cset "name='codec_out0 Gain 0 Volume' -106"

にして、ボリュームを下げた。

所々の事情があって、逆に音量を上げた初期設定にした。

cset "name='media1_in Gain 0 Volume' 100"

cset "name='codec_out0 Gain 0 Volume' 0"

alsamixerをDock(ランチャー)登録する

※追記:前述の通り、Xfce環境でQasMixerを使えるようになったので、このランチャーは必要なくなった。

/home/〜/.local/share/applications に以下の内容の alsamixer.desktop を作成する。アイコンの場所、画像は任意で。

[Desktop Entry]
Type=Application
Name=alsamixer
Icon=/home/〜/ピクチャ/デスクトップアイコン/スピーカーアイコン.png
Exec=gnome-terminal -e "alsamixer -V capture"
Name[ja_JP]=alsamixer

alsamixer.desktop上で右クリックして、プロパティから「プログラムとして実行可能」にチェックを入れる。

一度ダブルクリックして、「信頼〜」みたいな注意が出るけど、実行する。
そうすると alsamixer.desktopalsamixer になるはず。

Dock(ランチャー)下の「アプリケーションを表示する」からアプリを検索すると「alsamixer」があるはずなので、そのアイコン上で右クリックして「お気に入りに追加」する。

Swap領域を拡張

$ free -h (または $ free -m)

でメモリとSwapのサイズを確認。

メモリ1.8G、Swap1.3Gしかなかったので、Swapのサイズが心もとない。

1./に2GBの領域拡張用ファイルswapを作成

$ sudo dd if=/dev/zero of=/swap bs=1M count=2048

2.swapファイルに変換

$ sudo mkswap /swap
$ sudo chmod 600 /swap

3.swapファイルを有効化

$ sudo swapon /swap

4.free -hswapon -sで確認。2GB増えて、3.3Gになっているのが分かる。

PORTABOOK:~$ free -h
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:           1.8G        938M        165M        179M        790M        605M
Swap:          3.3G         11M        3.3G

PORTABOOK:~$ swapon -s
ファイル名             タイプ       サイズ   使用済み    優先順位
/swap                                   file        2097148 0   -3
/swapfile                               file        1392256 11264   -2

5.起動時に自動でスワップを有効にする

 $ sudo gedit /etc/fstab

でgedit起動。

/swap none swap sw 0 0

の行を追加する。

6.ポータブックを再起動後、$ free -hで再び確認。

謝辞

z80oolongさんをはじめ、先達の方々のおかげで比較的簡単にポータブックにUbuntuをインストールすることができました。

本当にありがとうございます。

参考リンク

f:id:adbird:20200422224633j:plain
Ubuntu 18.04 on PORTABOOK
f:id:adbird:20200422224730j:plain
Ubuntu 18.04 on PORTABOOK

格安スマホ・格安SIM

僕の携帯の通信料は、ドコモのガラケーFOMA。通話のみ)が月額1,000円程度+格安スマホ格安SIM(データのみのSIM。データ通信量月1GB、通信量翌月繰り越しあり。月額500円程度)の2台持ちで、月1,500円程度。

FOMAが2026年3月31日で終了(新規受付はすでにしていない)するので、その後も2台持ちにするなら、 ケータイプラン (Xi) にするしかなく、少し値上がりせざるを得ないが、それでも月額2,000円以内にはおさまるかな…?

僕なりの格安スマホ格安SIMの導入の仕方や、注意点を簡単にメモっておく。

以下の手順で通話・通信できなくても保障はしない。ちなみにAndroidスマホ前提で、iPhoneは念頭に入れていない。

1. 格安SIMを選ぶ。

どこの格安SIMにするかに決めても、下記のスマホ端末との兼ね合いもあるので、すぐには購入しない。

2. スマホの端末を購入。

格安SIMスマホ端末のマッチング(?)=SIMと端末のキャリアは一緒か(SIMフリー端末なら関係ない)、SIMサイズは合っているかなどを確認してから、購入する。